昨日、静岡県藤枝市で、中学2年の女子生徒2人が転落死した事故で、2人がいじめを受けていたことがわかった。
携帯電話には「学校が楽しくない」などと書かれた記録が残り、自宅にも同様の内容のメモがあったという生徒は、小学生のころから仲間外れにされたり、悪口を言われたりしていた。中学入学後、学校側はいじめた生徒数人を複数回にわたって指導。生徒は今年6月には担任に、「とても過ごしやすい学級だ」と話していたというし、もう1人の生徒は1年生時に男子生徒らから悪口を言われたことがあったといい、2年生になってから不登校が続いていた。2人は同じ小学校出身で仲が良く、互いの家を行き来していたというニュースを読むと、せっかく中学二年生まで大きくした親の無念は、いかばかりかと思う。
大体、この前の不登校の原因を伝えるニュースによると、ホトンドが個人の問題であったり、家庭の問題であって、「いじめ」の割合はとても少ないという報告がされていた。
「いじめ」があるとなると、スグに学校の問題だの、指導力欠如だのと大騒ぎするので、一番の問題のいじめる生徒の問題が、クローズ・アップされずに、早く解決するのを急ぐあまり、無かったコトにしたがったり、教師にチクったと言われて「いじめ」がもっと加速する可能性があるがゆえに、「いじめは解決しました」などと言う嘘をつかざるを得なくなってしまうのではないかと思う。
中学生の時期はとても、人間関係が複雑で、上手く立ち回れない真面目な生徒ほど割りを喰ってしまう。
幾ら義務教育とはいえ、死んでしまっては何にもならない。死ぬほどツライのであれば、違う学校に転向させるコトも含めて、もっと柔軟な対応をしたり、無理やり「いじめ」を解決したコトにするのは止めるべきだと思う。
特に、不登校の生徒に寄り添うのも大事だけれど、「いじめ」てしまう生徒の方をカウンセリングするといったコトの方が、本当は「いじめ解消」になるのだと思う。
変わるべきは、「いじめられた生徒よりも、いじめる生徒の方だ」という、当り前のコトに早く気付くべきなんじゃないかと思う。