今こそ、過去を再認識すべき
だと思うのが、最近、大はまりの帚木蓬生さんのこちらの本。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)
第二次世界大戦のドイツと、日本の関係をドイツ側から見るとこうなるという歴史サスペンス。
ヒトラーの最期が、とても斬新に書かれていて、終わりまで一気に読まされてしまう。
人間の狂気も良く書かれていて、読み終わった後に、「弱者の側に真理がある」というフレーズが、しみじみと胸に沁みる。
過去の間違いを直視しなければ、正しい未来は訪れないと改めて実感させてくれる本。
人間は、戦争という中で、ドコまで他人に冷酷になれるのか、誠実であればあるホド切羽詰まった時に、どう生きるのかというコトに、スポットライトを当てた傑作だと思う。
「戦争は平和という美名の陰に隠れて進行する」のだと、認識させられる小説。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:42│
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今朝は長袖にしました。
戦争=軍隊=国家殺人集団
ちょつと云い過ぎでしょうか。
koyuriさん、きょうにも20万ヒット達成ですね。
まずは先に「おめでとうございます」
日本の政治家は平和ボケの人が多すぎますね。
昔のように暗殺されるようなことはもう起こらないでしょうし、約束された安全と言う座布団の上で胡坐をかいているようです。
彼らの無防備な背中を見ていると、日本は平和なのかなぁと思います。
takachanさん、何時もありがとうございます。本日、改めて「20万ヒット」の御礼を書かせて頂きます。
こちらは、既に長袖の生活をしています。朝晩が寒いほどなのに、昼は暑くて参ってしまいます‥‥
俊樹さん、平和でいるというコトは、戦時の記憶を鮮明にしておくというコトだと思います。
アフガニスタンへは、ソビエトもアメリカも進出しましたが、どちらも「平和のタメに」という旗印でしたよね。それを思い出しました。
現代は、他国には干渉しない様にしないとイケマセンね。
タダ、帝国主義で国民が虐げられている国に対して、どうすべきなのかというのは、悩ましい問題なのですが。