長野県の唯一の空港である松本空港は閉鎖の危機にある。
娘は再来年の春の入試に、北海道の大学も考えていたのだが、コレで論外になった。無論、どうしても行きたければ受験するのだが、本命では無かったので。
タダ、日本にこれ以上空港が存続しても仕方ナイし、採算が取れない空港を維持し続けるのも無理がある。
すんなり、「ハイ、そうですか」というのも芸がナイけれども、せめて、代わりにリニアモーターカーを中央アルプスを貫通するなどという自然破壊を止めて貰った方がイイ。中央アルプスを迂回したからと言えども、さほど所要時間は変わらないし、地震の時に生き埋めになる可能性も低い。
茅野市あたりに駅を作って貰って、周囲の電車のアクセスを良くした方が、おそらく長野県への集客はより多く望めるだろうし、空港を利用したい人は愛知か東京近辺の空港へ行った方が、そちらも又、より多くのアクセスが可能になるだろう。
採算さえ関係ナイと思うのであれば、それは空港が存続した方がイイ。だけれども、空港を利用する人が少ないという現実が存在する以上、税金まで投入して飛行場を存続するコトはナイ。
飛行機というのは、燃料も大量に消費するのだから、電車などで移動可能になるのであれば、集約して一台の飛行機に乗客を満載させて飛ばす方が、経済的だしエコに決まっている。
「地球温暖化」を防止したいと本気で思うのであれば、我々はある程度の不便さも覚悟するべきだ。
総論賛成、各論反対ばかりでは、世の中はちっとも良くならない。
地元の意見を良く聞くコトは大切だが、本当に必要なコトは何なのかというコトを忘れては本末転倒になる。
沖縄でも、干潟の埋め立て事業費支出差し止めの高裁判決が出た。
確かに、厳しい雇用を何とか守りたいという地元の意見もあるとは思う。タダ、自然を守るコトも大事だし、ホテルの誘致が決定していないのに、工事を強行しても何も益は生まれ難い。
内需拡大は公共事業でという感覚自体が古くなっている。少なくとも、公共事業で景気が回復するのであれば、既に景気は回復しているハズだ。
本当に必要なモノだけを選択しなければ、借金ばかりで国全体が立ち行かなくなってしまうだろう。