2009年10月17日

加藤和彦自殺のニュースに大ショック

本日はとてもハードだったので、TVのニュースも一時のニュースしか聞けなかったのだけれど、あの加藤和彦さんが急に亡くなったと聞いてショックを受けたら、今、ネットを開いたら「自殺」だったと判って、ダブルにショック。

「帰って来たヨッパライ」に始まって、「あの素晴しい愛をもう一度」も好きだったが、何よりとても声が魅力的だったので残念だ。歌手としてだけでも、充分素敵な方だったのに‥‥

まだ62歳だったので、早過ぎる死と言うしかナイ。

この前に書いた「雲の都」の中に、
精神病や性格異常が天才の独創性を高めていくことは事実です。この点、人類が、多くの芸術作品、科学的業績、哲学的思索において、精神病や性格異常の、つまり正常の人間が到達できない発想による恩恵を受けていることは否定できない。人類にとって精神病や性格異常は、価値の高い現象なのです。この点、精神の異常を、この世になくもがなの困った出来事をとして、敵視し貶める、時には差別語として使う世間の人々は間違っています。しかし、当の天才にとっては精神病や精神異常は、まことに厄介で面倒な事態を引き起こす。しばしば破滅への道へと追いやられてしまいます。‥‥中略‥‥精神の病は、天才の想像力を高めるとともに彼らを滅ぼす作用もしている‥‥中略‥‥天才の独創性は、病気によって触発される、あるいは病気に反して発揮されるけれども、結局、病気は天才を滅ぼす‥‥後略‥‥
という精神科医同士の会話もあるので、ある意味、天才だった加藤さんが自死を選んだのは、必然だったのかもしれないけれど、とにかく無念でならない。

歳をしたからには、普通の人になってしまって、人々がアッと驚くコトが無くなってしまったとしても、静かに老いの道を歩んで欲しいとも思うのだけれど、それは凡人の願うコトなのかもしれない。

先だってしまった愛妻の元へと旅立ちたかったのかもしれないけれど、ソレにしても本当にショックだ‥‥
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この記事へのコメント
現代は病んでいるからね。
死にたい気持ちも判らないでもない。
Posted by 魁夷 at 2009年10月18日 00:11
魁夷さん、「死にたい」という気持ちと、「自殺」を決行するまでの間には、大きな溝があるのですが、正常な人でも「老年うつ病」などに罹るコトもあるので、死の魔力に勝てなかったのでしょう。

本当に残念です。
Posted by koyuri at 2009年10月18日 22:21
芸術家の人は普通の人より感受性が強いので人の心を感動させるのではと思うのです。

歳をとると何事にも消極的になってまいります。
特に著名であるが故の寂しさからでしょうか・・・。
Posted by takachan at 2009年10月19日 17:23
takachanさん、歳をするというのは誰でも寂しいモノです。

それでも、自分で死ぬ前に、せっかく生まれて来たのですから、自分の人生を全うしないとね‥‥
Posted by koyuri at 2009年10月19日 20:55
 
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