連日、忙しくて中々、気の効いたブログを思いつきません。丁度、月末ですので、早目に「食べ物が作る健康」にします。
コンドロイチン硫酸は食物繊維の一種でネバネバした物質です。軟骨、皮膚、血管壁、眼球、各臓器などに保水性、弾力性をもたらし、関節や靱帯などのなねらかな動きを保つためにも欠かせません。いわば体の潤滑油として重要な働きをしているわけです。加齢によって体内のコンドロイチン硫酸が不足してくると、関節に痛みが起こります。食物からの十分な補給を心がけたいものです。
これが、おおすめ食材
●納豆‥‥ネバネバ食品である納豆には、コンドロイチン硫酸が含まれている。その他、ビタミンB2・E・K、納豆菌の作用でつくられた特有の成分であるナットウキナーゼなどの働きにより、血栓の予防や滋養強壮に大きな効果を示す。
●オクラ‥‥オクラを刻むとネバネバと糸を引く。このネバネバは主に、水溶性食物繊維のペクチンと、ムチンという糖タンパク質だが、コンドロイチン硫酸も含まれている。ビタミンCやカロテンも豊富な健康食材。栄養素を失わないような生食がおすすめ。
●スッポン‥‥コンドロイチン硫酸は、動物性のもののほうが植物性より効果が高いといわれる。動物ではスッポン、フカヒレなどに。サメや牛の軟骨から出来たサプリメントもあるが、スッポンスープの缶詰が市販されているので、スープや雑炊に利用するとよい。
食べ方ひとつで効果倍増
じつは、コンドロイチン硫酸と共に、細胞に保水性や弾力性を与えているのがコラーゲン。関節のクッション役の軟骨にはコラーゲンが多く、関節改善にはコラーゲンも必要です。
さらに、ブドウ糖から合成されるアミノ酸の一種グルコサミンは、軟骨にあって、動きを滑らかにしています。関節の痛みには、グルコサミンも合わせて摂ると効果的です。
ちなみに、コンドロイチン硫酸もグルコサミンも、若いうちは体内で必要量が合成されますが、加齢と共に不足します。関節痛の改善には食物からの摂取が効果的です。
皆様も、足腰が痛くならない内から、準備したりして下さいね。何はともあれ、なる前(未病)の時にこそ、大事にした方が効果的です