2009年10月31日

関節の痛みにコンドロイチン硫酸

連日、忙しくて中々、気の効いたブログを思いつきません。丁度、月末ですので、早目に「食べ物が作る健康」にします。

コンドロイチン硫酸は食物繊維の一種でネバネバした物質です。軟骨、皮膚、血管壁、眼球、各臓器などに保水性、弾力性をもたらし、関節や靱帯などのなねらかな動きを保つためにも欠かせません。いわば体の潤滑油として重要な働きをしているわけです。加齢によって体内のコンドロイチン硫酸が不足してくると、関節に痛みが起こります。食物からの十分な補給を心がけたいものです。

これが、おおすめ食材

●納豆‥‥ネバネバ食品である納豆には、コンドロイチン硫酸が含まれている。その他、ビタミンB2・E・K、納豆菌の作用でつくられた特有の成分であるナットウキナーゼなどの働きにより、血栓の予防や滋養強壮に大きな効果を示す。

●オクラ‥‥オクラを刻むとネバネバと糸を引く。このネバネバは主に、水溶性食物繊維のペクチンと、ムチンという糖タンパク質だが、コンドロイチン硫酸も含まれている。ビタミンCやカロテンも豊富な健康食材。栄養素を失わないような生食がおすすめ。

●スッポン‥‥コンドロイチン硫酸は、動物性のもののほうが植物性より効果が高いといわれる。動物ではスッポン、フカヒレなどに。サメや牛の軟骨から出来たサプリメントもあるが、スッポンスープの缶詰が市販されているので、スープや雑炊に利用するとよい。

食べ方ひとつで効果倍増

じつは、コンドロイチン硫酸と共に、細胞に保水性や弾力性を与えているのがコラーゲン。関節のクッション役の軟骨にはコラーゲンが多く、関節改善にはコラーゲンも必要です。

さらに、ブドウ糖から合成されるアミノ酸の一種グルコサミンは、軟骨にあって、動きを滑らかにしています。関節の痛みには、グルコサミンも合わせて摂ると効果的です。

ちなみに、コンドロイチン硫酸もグルコサミンも、若いうちは体内で必要量が合成されますが、加齢と共に不足します。関節痛の改善には食物からの摂取が効果的です。

皆様も、足腰が痛くならない内から、準備したりして下さいね。何はともあれ、なる前(未病)の時にこそ、大事にした方が効果的です
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この記事へのコメント
未病の段階で治療することは大切ですよね。しかし、なかなか若い時、症状がない時に予防できている方は非常に少ないですね。予防ということをもっと教育しないと、これからの高齢化社会では治療に関わる人も金も足りなくなってしまうと思います。
Posted by 鍼医K at 2009年11月01日 23:06
鍼医Kさん、本当にそうです。

完璧に皆が悪くなる前に何とかしないと医療制度も崩壊するかもしれません。
Posted by koyuri at 2009年11月02日 20:43
頚椎の変形による痛みとしびれにはどんなものが有効でしょうか?
Posted by 俊樹 at 2009年11月06日 21:01
わかりやすい説明ありがとうございます。

私は、少し前から足の調子が悪くなってきてて、どうしようか迷っていましたが、これ以上悪化しないように、紹介していただいた食材をもとにコンドロイチン硫酸とコラーゲンやグルコサミンをしっかり食べれる料理を考えます!
Posted by コンドロイチンって。 at 2009年11月06日 21:43
俊樹さん、そういう場合は「食べ物」も有効なのですが、何と言っても即効性があるのは、首を温めるコトです。

襟巻でもイイですし、タートル・ネックでもイイのです。で、まだ痛みがスゴイ時は、「貼るカイロ」をプラスして下さい。

ゆっくり入浴するのも、イイですね。温かくして、少しホグれたら、自分で変形している部分をマッサージすると尚、楽になりますよ。
Posted by koyuri at 2009年11月06日 22:22
コンドロイチンって。さん、ありがとうございます。

俊樹さんのコメントにも書きましたが、足の調子が悪い場合も、よく温めてから痛くても、足を曲げたり伸ばしたりするとか、マッサージを加えると、より効果がありますよ。
Posted by koyuri at 2009年11月06日 22:25
 
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