2009年11月06日

数字は警告する

世の中の不平等をコンパクトに説明した一冊。

あいまいな日本の不平等50 (もやどき。―よくわからずにモヤモヤしていたイマドキの問題が1冊でわかるシリーズ)あいまいな日本の不平等50 (もやどき。―よくわからずにモヤモヤしていたイマドキの問題が1冊でわかるシリーズ)


二年前の本なのですが、こちらの本を読むと、例えば昨日の話題の生活保護に対しても、「生活保護の申請相談に行っても70%の人が門前払い!北九州ではなんとそれが85%!」とか、「日本の刑法犯検挙率は28.6%。10年前に比べて12%も低下している一方で、監視カメラの設置が進んでいる」なんて書かれている。

「自殺者がここ何年も一年で三万人を超えている」というコトを知っている人は多いかもしれないけれど、同じ数字でも年間交通事故死者の約五倍と書かれたら、よりそのインパクトは強い。

「1998年から2003までの介護殺人は、確認できるだけでも198件!」とか「1年に約20万人が自己破産している。その原因となる多重債務は10倍の約200万人‼」などと言われると、世の中のコトがかなり理解しやすくなる。

やはり、日本の不平等は本当に拡大しているのだと実感出来てしまう。この格差社会が本当に、少しでも変化するとイイけれど、何だか心配になってしまう。
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