肩書よりも、人生の深み
昨日の「
罪と罰」について、事件の部分を別にして、人間の深みというのは、下手な知識などよりも、経験が裏打ちしたコトの方がズッと人間の身に付くものだなというコトを思ったので、付記するコトにします。
いわゆる一般人が、事件に巻き込まれたので有名人になってしまっただけと謙遜しつつ、一生懸命自分の置かれた状況に対して、理解を深めようと読書などを通して、理解を深めようとしている方と、いわゆるジャーナリストとして名を上げた方々との、人間性の違いが読み取れるという意味でも、貴重な本なのかもしれません。
人の世は難しいものです。しかし、これが人の世の本質だと思います。この住みにくさが人を成長させるのだと思います。
とあとがきに、漱石の『草枕』を引用しつつ書かれてますが、人間というのは、本当に肩書よりも、人間性なのだなと思います。
あまり個人攻撃をしたくナイので、あえて主語を控えて書いてますが‥‥
肩書に酔って、他人を見下した発言をしている人と、実生活での地道な仕事を続けつつ、自分の悲劇に酔うコトも無く、誠実に生きている人との対比は、人生というモノを見事に映し出しています。
犯罪を考えると共に、肩書などに捉われずに、個人の発言の軽重を考えるべきだと思わせてくれるだけの名著であったというコトを、改めて付け加えておきたいと思いました。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:26│
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肩書きに酔ってる人って結構おりますよ。
こう云う人は大きな錯覚をしているんです。
私の知ってる人なのですが某デパートの部長さん。
取引先がいつも、ペイコラして持ち上げるものですから、自分だけ自信を持ち、アパレル会社を起業いたしましたが結果は駄目でした。
こんなものです。肩書きというものは・・・・・。
takachanさん、本当にそうですよね。
下手な自信過剰は本当に困りものだと思います。「砂上の楼閣」みたいなモノで、全く地に足が着いてませんからね。
【肩書き】でその人の価値を決めてしまうのは
危険なことですね
松じゅんさん、本当にそうですね。
地位がある人偉い人という場合もあれば、地位がある人悪い人という場合もある時代ですからね‥‥