赤が目印のアスタキサンチンが有効らしいです。ニンジンなども如何にも身体に良さそうですけど、アスタキサンチンはさけ、イクラ、えびなどに含まれるカロテノイドの一種の赤い色素で、β‐カロテンの100倍ともいわれる強い抗酸化作用を持ってるそうで。
体内で発生した活性酸素は強い酸化力でタンパク質や脂質、DNAなどを酸化させ、動脈硬化などの生活習慣病やガン、老化を引き起こす元凶ですが、アスタキサンチンは、その活性酸素を抑制するのに力を発揮するそうです。
これが、おすすめ食材
●さけ‥‥さけはもともと白身魚で、身の赤い色はアスタキサンチンの色。抗酸化力のあるビタミンEも含み、脂肪分はEPAやDHAが中心で生活習慣病予防に適している。さけはおかずの定番である身近な食材なので、こまめに食卓に。
●えび‥‥赤い色が美しいえびもアスタキサンチンを含む。高タンパク、低脂肪で、糖質はゼロ。独特のうま味があり人気の食材。動脈硬化を予防し、肝機能を高めるタウリン、免疫力を活性化する殻のキチン質(食物繊維)にも注目を。
●イクラ‥‥抗酸化力のあるアスタキサンチン・ビタミンEのほか、A、B1、B2、B12、Dなどが豊富。ただし、塩分、コレステロールが多いので、塩分の排出をうながすカリウムや水溶性食物繊維を含む、ごぼうなどの食材と一緒に摂りたい。
食べ方ひとつで効果倍増
じつは、アスタキサンチンは植物由来の赤いカロテノイド。藻類をプランクトンが食べ、そのプランクトンをさけやえびが食べることで、赤い色が蓄積されます。
さらに、アスタキサンチンはβ-カロテンと同様、脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。炒める、揚げるなど、油を使った調理が効果的です。
ちなみに、さけやえびのほか、金目鯛やあこう鯛の赤い皮、蟹などにもアスタキサンチンが含まれます。小さなえびなどは、殻ごと食べるのがおすすめです。