2009年12月06日

日本は世界一冷たい国

我々は、アメリカの方が格差が激しくて、まだ日本の方がマシだと思わされているけれども、実はそうではナイという本がこちら。

世界で一番冷たい格差の国・日本 (光文社ペーパーバックス)世界で一番冷たい格差の国・日本 (光文社ペーパーバックス)


簡単に言うと、アメリカではNPOが365日、一日平均2600食の食事を提供したり、別のNPOが運営するホームレス支援センターに行けば、少なくとも外の寒さを逃れ、路上生活で疲れた体を休めることや、トイレ、電話、ロッカー、住所などが借りられ、郵便物やメッセージなども受け取れるのだという。

だから、生活苦や経済苦などを理由に自殺するホームレスはあまりいないのだという。

米国の企業は社会貢献に積極的で、そうしたNPOを支援しているからだという。

日本人は、知っている人に対しては親切でも、知らない人に対しては冷たい社会で、子連れで公共の場所に出掛ける人に対して、優しく声を掛けるとか、励ましたり、座席を譲ってくれないばかりか、迷惑そうなのだと。

だから、ホームレスを見ても、日本人は「あの人は怠け者だ」と決めつけてしまうが、米国では「色々な理由があって、ホームレスになってしまったのだろう」と考えるのだという。

長妻昭厚生労働相は、労働者派遣法改正案について「登録型や製造業の派遣を(原則として)なくし、正規雇用への転換を促進するため、来年の通常国会に向け準備している」と述べたそうだが、より早く弱者に優しい国に転換するコトを希望する。

とにかく、少しでも多くの人々が安心してお金を使わない限り、景気は回復しないし、デフレからの脱却など無理なのだから。
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この記事へのコメント
池袋はお祭りだった。
路地裏にホームレスがいた。
Posted by 岡崎陽 at 2009年12月06日 22:21
岡崎陽さん、初コメントありがとうございます。

素敵なブログですね。長野は田舎なので、無理してクリスマスの飾り付けをしなくても済むのは良かったなと思いました。
Posted by koyuri at 2009年12月06日 22:34
 
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