2009年12月15日

テレビは誘導尋問のなれの果て

昨日の本、そのものについて論評が出来ませんでしたが、レポーターやキャスターからフリーアナウンサーになった中島多佳子さんという方のテレビに対する話は、とても貴重だと思います。
みんなに何を伝えるべきかということよりも、視聴者が何を求めているのかということに、より重点が置かれてテーマが決められていき、作り方もそのように決まっている
テレビのインタビューでは、もちろんだいたい番組の構成を考えていくわけですから、ここに専門家のこういう言葉が必要だとなったとき、その専門家がどういうことを言っている人なのかをある程度調べて、この言葉が欲しいとなったときに、その言葉を聞き出すためだけに撮ります
伝えるべきことが、組織のルールによって、形が変わってしまったり、押さえられてしまったり、全然違う角度から伝えられてしまったりということが大いに起こり得るところだと思うのです。やはり影響力が大きいところだけに、受け取る側もちゃんとそれを知るべきだし、出す側もそこを知って出すべきだと思うのです。
現象は現象として伝えたとしても、冷静さは絶対持ってないと、見誤ってしまうのではないでしょうか
という感じで、少々ピック・アップしてみましたが、何というか過去に「総白痴化の原因」と名指しされた時よりも、本当に「国民を白痴化」しそうな扱いになっていそうです。

「どうして、最近のTVはつまらないのか」というコトが、御客様の口から出るのですが、「つまらなくなるべくして、なったのだ」としか言い様がナイみたいですね‥‥
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この記事へのコメント
TV業界にはジャーナリズム精神というものはもうないのでしょうね。影響力がまだまだ大きいだけにもうちょっとまともになって欲しいですね。
Posted by 鍼医K at 2009年12月16日 00:10
鍼医Kさん、スポンサーとか色々と制約が多いので、真面目にジャーナリズムを追及しようとすると、会社には居られなくなってしまうみたいで‥‥

我々がそういうモノだと知って、お付き合いするしかナイですね。
Posted by koyuri at 2009年12月16日 21:16
伝える気持ち。
よく考えますと、とても難しいですよね。テレビは組織が作り上げる中で個人の気持ちがどれだけ取り入れられるかです、。

今回のテーマはブログ作りにも参考になりました。

※安曇野で「わさび漬」を買ってきて食べました。これが凄く美味しいんです。自然の恵みイッパイですね。
Posted by takachan at 2009年12月17日 09:17
takachanさん、それは良かったです。

真実を伝えるメディアが増えるコトを祈ります。
Posted by koyuri at 2009年12月17日 12:36
 
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