
月というのは丸いだけなのに、地球から見ると月が満ち欠けしている様に見える。それと同じで、血液型というのは、全く性格と無関係なのに、どうしても性格とリンクして考えてしまう。そんな人間心理が上手く描かれています。
ちなみに、今、TVで「ハッピー・フライト」を息子が見ているので、ソレを聞きつつこのブログを書いているのですが、昨年、子供達と見た映画なので、ラストシーンも判ってます。
でも、日本航空が事実上の破綻をしてから、この映画を見ると上の小説の中の、ブログから生まれたドラマではないですが、こういう話を見てしまうと、お話だからイイけど、本当にこんな感じの裏側だったら、ちょっと飛行機に乗るのは怖いなと思ってしまいそう。
そう思うと、人間というのは正しいというコトと、実際とは違って感じるモノ。
確率から考えれば、自動車事故に遭う確率と比べれば、飛行機事故など本当にナイに等しいのだけれど、滅多に当たらないけれど、宝くじに当たる人が存在するのと一緒で、飛行機事故に当たってしまう人は確実に存在するし、その時は助かる可能性はとても低かったりする。
要するに、生きるというコトは、あらゆるリスクを全くゼロには出来ないけれど、リスクを取らなければダメな場合も存在するのだという気もします。
上の小説の「千里眼」シリーズは、心理学を判りやすくした冒険小説という分類になると思うのですが、心理学を堅苦しく考えるのではナク、楽しんで理解出来るので、暇を持て余している方は、読んでみるとイイと思います。