2010年04月17日

ケチと寛大さもかねあいが大事

適者生存という考え方がある。優れているから生き残るのではナク、適しているから生き残るという考え方なのだが、例えば、ケチな方がいいのか、気前が良い方がイイのかというコトは、一概に決められない。

何故なら、自分の子どもたちに最小限しか資源を与えない親は、たくさん与える寛大な親に比べて長生きできるかもしれないが、その子どもたちが生き残れなくては、ケチな親の遺伝子は、受け継がれる機会が減る。

されど、分け与え過ぎる寛大な親の資源が枯渇すれば、親も子孫もいなくなる危険にさらされる。

つまり、ケチ過ぎても駄目だし、寛大過ぎても生き残れないといったコトを考えるのが、進化心理学なのだそうだ。

超図説 目からウロコの進化心理学入門―人間の心は10万年前に完成していた (講談社SOPHIA BOOKS)超図説 目からウロコの進化心理学入門―人間の心は10万年前に完成していた (講談社SOPHIA BOOKS)


あくまで、入門なのだが、かなりユニークな話題もあり、知識として読んでおくとタメになるかも。

「進化心理学とは遺伝子決定論」ではナク、ダーウィンは社会の不平等や民族優生政策を正当化してはいない。

弱者切り捨ては、これまた逆の意味で社会を滅亡させるコトにもなりかねない。ともあれ、全ての人間が「ただ乗り」を続けても、社会は破滅する。

人間は、過去の過ちを糧にして、より良い未来を築くべきなんじゃないかと思います。
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この記事へのコメント
そこですよね!

お金のありがたさも教えたい

けれど余裕があるなら楽しいことも教えたい

兼ね合いが難しい
Posted by 松じゅん at 2010年04月18日 19:18
松じゅんさん、正にソコなんですよね。

ケチケチしていて、子孫を残せなくても困るし、大盤振る舞いで子孫が餓えても困るワケで‥‥

日本人は、ケチケチの道を驀進しているみたいですが、結局、子孫が絶えてしまえば、何にもならないというコトを肝に命じるべきでしょうね。
Posted by koyuri at 2010年04月18日 19:51
 
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