報道が活発になっているからかもしれないのだけれど、殺人事件の話を聞かない日はナイような現在、どうして皆、平気で殺人に走ってしまうのか‥‥
人はいつから「殺人者」になるのか (青春新書INTELLIGENCE)
複雑な家庭環境と、犯罪を誘発しやすい人物との遭遇、全てコレに尽きる感じです。
となると、親を選んで産まれて来れない以上、犯罪を犯さないでいられるというのは、幸運もあったというコトなのかも。
ともあれ、世の中には殺人者となってしまった方よりも、もっと悲惨な育ち方をした方だってあると思うので、そうした方々と犯罪者を分けたモノは何だったのかと考えると、複雑な気分になります。
要するに、生まれから始まって、「全てのカードが悪かった時に、人は犯罪者になる」というコトが昔から言われてますが、真実なのかもしれません。
ともあれ、あまり暴力的な親に育てられるコト、人生にあまり純粋であり過ぎるコト、その二つはまるで別に見えるのですが、そのどちらもが犯罪に引き寄せられる傾向がありそうです。
「清濁合わせ飲む」という言葉がありますが、人生はそんな悪いものでもナイけれど、良いばかりではナイという現実を、子供達に折りに触れてチャンと言葉で教えておくコト、それが犯罪に巻き込まれたり、加害者にならない最良の方法かもしれません。
全てが「運」とも言えませんが、違う親の元に生まれて来たら‥‥と思う殺人者が多いコトに、改めて気が重くなります。