犯罪心理を考える
広島のマツダ工場の無差別殺傷事件の犯人の供述が、徐々に明らかになって来た。
卑劣な犯人だとTVでコメントしている人々は多いが、そんなコトは誰にだって判っている。
問題は、『そういう人物をどう見つけて、早目に対処するのか』というコトだと思うのですが‥‥
面白くてよくわかる!犯罪心理学―犯罪に誘われる心理の謎を知る大人の教科書
ちなみに、このタイトル中の「面白くて」というのは、ちょっと頂けない気もしますけどね。
秋葉原事件の真似をしたと言っているだけあって、今回の犯人も「ロッカーから物を盗まれた」と思い込んでいるみたいですし、ちょっと被害妄想的なトコもあった様ですね。
そうしたコトが、人生がうまくいかないので、絶望から世の中を逆恨みして、恨みをはらそうと、「社会を道連れに自殺」的なコトを考えたり、自分では意識してないけれど、間接自殺的な殺人という行動をするコトもあるそうです。
日本では昔から社会的に共同意識が強く、家族、地域、職場などの連帯感がしっかりとありました。それが近年急速に薄れつつあり、疎外される人も多くなっています。それがこのような明確な動機のない犯罪の要因になっているのかもしれません。
というコトで、典型的な犯人像として、「独身で安定した職業についておらず、家族や地域などの社会的集団から孤立していて、自分を疎外した社会への強い恨みや憎しみを抱いている人」を挙げてますが、世の中にはそういう人も結構多いのではないでしょうか。
そういう人々をフォローする体制が出来なければ、こうした犯罪は繰り返されるのだろうと思います。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:55│
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被害妄想的反社会的行動の一因にある医薬品の副作用説もあるようです。
ここのところ何度かコメントだすのですがパソコンの調子が悪いようで入っていかないようで・・・。
takachanさん、その可能性も捨てきれませんね。
何度もコメント頂いていたみたいでスミマセン。機械は人間と違うので、融通を付けてはくれませんから‥‥
誰もが犯罪者になる要因は持っていますが、自制心との葛藤ですね。
俊樹さん、全く同じコトを著者も書いてました。
犯人と自分とは完璧に違うなどという思い込みは危険ですね。普通の人が、思いもよらない事件を起こすのですから。
>独身で安定した職業についておらず、家族や地域などの社会的集団から孤立していて、自分を疎外した社会への強い恨みや憎しみを抱いている人」を挙げてますが、世の中にはそういう人も結構多いのではないでしょうか
コレ気持ちの持ち方でずいぶん違ってくると思うけどね
松じゅんさん、貧困の定義として「無職だったり、地縁、血縁からも疎外されている人」というのと、被ると思います。
自分から、求めて行きさえすれば、今の時代は何とか手を差し伸べたいと思っている人も居るんですけどね。