2010年07月06日

行政が税金を返してくれるのは大変

生命保険金に対する数十年来の課税実務を「二重課税」と判断した最高裁判決のニュースを読んで、思い出したのが我が家の固定資産税が長年、二重課税されていた問題。

二つに分割されていた地番に対して、大きい部分に対して全体の航空写真で割り出した敷地面積を適用したタメ、小さい部分の敷地が二重に登録されたまま何十年と課税されていて、主人の父親が死亡した際に、相続のタメに測量をした時に、やっとそのコトが判明した。

ついては、法務局に対しては、法務局の間違いだったからと、本来は申請料が必要らしいのだが、強引に無料で訂正して貰った。

ついで、その分の払い過ぎた固定資産税を還付して欲しいと市に頼んだのだが、市はダメだとの一点張り。

何日かして、主人が再び電話で話してもダメと言われ続けたのだが、どうもソコに数日前、叔父に紹介した貰った市会議員さんが、市役所を訪問して下さったみたいで、突然「しばらく、お待ち下さい」と言われて、そのまま電話口で待っていたら、今までの拒否していたのは何故だったのかといわんばりに、あっさり「今、○○議員さんからも御説明頂きましたので、還付させて頂きます」と‥‥

正当な訴えでも、個人だったら不可なのに、議員さんが頼めば大丈夫なの?

世の中、利権だらけになるワケだと思ったのが、二十年近く前。

しかも、時効の壁でたったの五年しか還付されませんでした。約百万円ほどの税金は納め過ぎのまま。

しかも、こっちが税金を納めなければ、高利の利子が付くというのに、帰って来た税金は上乗せゼロ。

「貰えないより良かったでしょ」という対応だったのを、久々に思い出しました。

お役所体質が本当に身に沁みた一件でしたが、長崎市の主婦の方は一審は弁護士を頼まない本人訴訟から最高裁まで頑張り続けたというのですから、本当に立派。

心からのエールを送りたいと思います。
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この記事へのコメント
この主婦と税理士さんはほんとよく頑張りましたね。たいていの方は時間と労力を考えると頑張れないでしょうからね。しかし、お役所というところは自分達に間違いなどないというスタンスですから、おかしなもんです。無責任な仕事をする人が多いのも納得できちゃいますね。
Posted by 鍼医K at 2010年07月06日 23:28
お役所ってちょっとうるさく言ってくる人には

穏便に済まそうとするところありますよね

おとなしい人は損をします

平等じゃあないんだよね
Posted by 松じゅん at 2010年07月07日 08:23
鍼医Kさん、全くです。

間違ったとしても、誰も責任を取らなくて済みますしね‥‥
Posted by koyuri at 2010年07月07日 14:45
松じゅんさん、しかも顔の効く人にだけね。

我々、一般人など、どんなに正しいコトを何度、頼んでも門前払いですからね。
Posted by koyuri at 2010年07月07日 14:47
 
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