ものだなと、つくづく痛感するのが、金賢姫元北朝鮮工作員の来日。
「大韓航空機爆破犯人」という視点から見るのと、「日本人拉致問題」の情報を与えてくれる人という二極から見ると、対応が全く違う。
マスコミでも、どちらの立場を取るかで意見は分かれているし。
それにしても、もし横田夫妻などの立場になれば、何としてでも面会したいだろう。
全く、自分が無関係の位置にいて、他者をあげつらうコトは楽だ。
しかし、他者の気持ちになれば違う。
航空機爆破事件の遺族の気持ちになれば、不満なのも無理はナイ。
だとするのであれば、もう少しひっそりと来日させて、色々なコトを聞いたりするべきだったのではないかと思う。
何も、北朝鮮に対して打つ手がナイ日本としては、どんな情報でも欲しいトコだろうから、日本に招いたのは仕方ナイにしても、マスコミが大騒ぎして話題を盛り上げ、それを逆に非難しているのは変。
ともあれ、金賢姫元北朝鮮工作員が生きていたから、北朝鮮の犯罪だと大韓航空機爆破事件に対して、事実関係が明るみになったのであって、死んでいたならば日本人が爆破したという誤った認識になっていたかもしれない。
要するに、スパイなどの事件はハイレベルの問題なので、あまり騒がすにそっと見守った方が、良い結果が出ると思うのだが、どうしても大騒ぎをマスコミはしたいのだなと思う。
それこそ、国益を考えれば、それはあまり得策では無さそうなのに‥‥