今日も、自分の子供を約9時間にわたって、断続的に自宅で顔を平手打ちしたり、胸などをけったりして重傷を負わせ、意識不明の重体にしたというニュースがあった。
この前、図書館で
こうのとりのゆりかご検証会議・最終報告「こうのとりのゆりかご」が問いかけるもの―いのちのあり方と子どもの権利―
をザッと読んだが、子供を簡単に捨てるコトでモラルの崩壊がかなり心配されていたけれども、望まない子供に対する親の虐待を考えると、子供を捨てるコトが必ずしも親にとってプラスで、子供にとってマイナスという考え方は、如何なものか。
実の親と仲良く暮らせるのであれば、無論、ソレが一番だとは思うが、本当の親に虐待される子供の気持ちを考えたら、親と離れて、せめて親を理想化した方が幸せなんじゃないかと思う。
血さえ繋がっていれば、何とかなるというのは甘い考えだとしか思えない。
交際相手を優先して、自分を虐める親を無理やり親だからと、愛さなければならない子供の気持ちを思うと本当に気の毒だ。
とにかく、救える命は救わなくてはならない。
「血は水より濃いかもしれないが、親であるコトを放棄した大人よりも、親でありたいと努力する他人の方が、余程マシだ」と何時も思っている。
親子でも、別人格という当たり前のコトすら理解できずに、しつけと称して平気で見境なく暴力を振るう親に育てられる子供のコトを第一に考えるべき。
子供が暴力を振るわれても、「親の愛」だと感じられる範囲は、暴力というものがエスカレートしやすい性質を持っているので、本当に少しだけしか許容されないのだと理解し、口で指導はしても、なるべく身体で判らせようとしない方が、後々、必ずタメになる。
暴力を肯定するコトをまず止めなければ、安心して暮らすコトなど出来ない。
力で支配しても、本当に心から心酔してなければ言う事は聞かないモノ。
体罰ではナクて、会話で緊張をほぐす努力をすべきではないかと思っている。