国際的に後れを取るんじゃないかと思ったのが、こちらの本。
悪夢
円高による日本での生産現場の崩壊とか、何としてでも生き残ろうとする中国の人々の強い意志を感じる。
中国は、日本の数十年遅れの部分もあるけれど、何と言っても人口が多いので、日本もうかうかしていると、マズイと思わせてくれる。
最近、心掛けて新興国のコトを書いた本を読んでいるのだが、
アジアの隼
こちらの本も、ベトナムの混乱と共に、生きようとする人々の意思を感じる。
日本で自殺者が三万人を超える年が、既に何年も続いているが、要するに、覇気が無くなっているのだろう。
過ぎた上昇志向を求めようとは思わないが、最低でも何としてでも生き抜くという強い意志が日本人から失われつつあるのではないか。
そんなコトを、考えさせられる本でした。(どちらの本も、あまりよく知らない現代のアジアの歴史にも詳しくなれる小説です)