勇ましいコトを言う人は、その時だけカッコいいつもりかもしれないが、実力が伴わない言葉は白々しく感じるもの。
日中の関係が修復しそうになった今の時期に、「中国との戦略的互恵関係なんてありえない。あしき隣人でも隣人は隣人」と馬鹿げたコトを言い出したのが、幹事長失格したのに、幹事長代理になった枝野氏。
中国との戦略的互恵関係の深化を、首相が所信表明演説で掲げた政権の基本方針だというのに、全くKYな人は困りモノ。
マタマタ、「やっぱり、小沢首相の方が‥‥」という声が、聞こえてきそうだ。
ともあれ、何故、ロシアが北方領土に固執するかというコトや、中国が出来れば尖閣を入手したいと考えているのかが判らないのだろうか。
膨張主義だからというダケではなく、どちらも対アメリカを考えてのコトだろう。
太平洋戦争の時、真珠湾攻撃をした飛行機が、北方領土から飛んで行ったコトを考えれば、ロシアがアメリカと対峙するタメに、どうしても北方領土の東側を手放したがらないワケも判るだろうに、
幾ら、日本の古来の領土と力説しても、欲しいモノは欲しいのだ。
中国にしても、隙あらばアメリカに対抗するタメにも、東シナ海を押さえたいという気持ちは強いだろう。
要するに、今回の事件はアメリカが日本に対して、どう出るかを試したという部分もあるのに、何時までも煽られて騒ぐのは得策ではナイだろう。
それこそ、粛々と隣の国とは付き合うべき。
何も、わざわざ相手の悪口を言って、仲を無理に悪くするコトはあるまいに。
隣近所とて、今や殺人事件すら起こる時代。
悪口を言う時は、相手と衝突するのも止む得ないというダケの腹を括らずに、アレコレ言うのは遠慮した方が良い。
「武士は喰わねど高楊枝」というが、もう今の日本は中国と密接に繋がっている。
万が一、戦争になっても、戦う意思すらナイのに‥‥
本当に大事なコトだったら、「無言実行」すべきもの。
口だけ勇ましいのは、逆に損をします。