今や、弁護士資格を取得しても、生活保護を受けないとダメな人が居るという話がある時代、法科大学院に入ったからといって、将来がバラ色とは限らないのだが、32歳になった法科大学院生が父親を殺害し、「進路について理解してもらえなかった。両手で首を絞めた」と供述しているというニュースには驚いた。
正に、本末転倒な話。
ちなみに、今日は公認会計士と税理士の違いを、施術中にお客様にお聞きしたのだが、要約すると公認会計士の方が試験で受からないとダメなので難しいのだが、会社の監査を主な任務とするので、今や就職は難しい。
試験に合格しただけだと、公認会計士には成れなくて、公認会計士補になる。
公認会計士補だと、税理士になるのは無理なので、つぶしが効かない。
加えて、税理士とかになったとしても、会社に勤められるか、税務を頼む相手が見つからなければ、生活は成り立たないのだという。
資格取得の数を増やすべきという声に押されて、色々な部署で合格者を増員しても、受け皿が見つからないので、大変な時代になっているという話でした。
というコトを考えると、親に薦められて大変な資格を取得したとしても、ソレで生活出来るのかは別の話だし、そんな感じで人手が余っている状況では、イヤイヤ仕事していたのでは、顧客に見放されてしまいそう。
今の時代の競争は、とても高まっている様に感じます。
となると、本気で自分でその職業でイイと思って進まないと、イザ、大変なコトがあった時に挫折しそう。
人には、特性も向き不向きもあるので、進むべきじゃない道に行くのは不幸かも。
貴方の周囲の人で、何となく資格取得を目指そうとしている人が居たら、ある程度覚悟を決めておくべきだと告げるべきかも。
娘の進路相談会などの様々な情報を集約すると、ハードで有名な看護師さん達は、大学への求人が200倍もあったりするそうで‥‥
世の中、楽して働ける様には出来てはいないみたいですね。