この先の日本の未来はナイかもしれません。
厚生労働省は70〜74歳の医療費の窓口負担を1割から2割に引き上げたりすることによって高齢者の保険料上昇を抑える考えらしいが、おそらくそれで解決するホド、医療費の拡大は甘いものではあるまい。
老人駆除 Anti-Elders War (光文社ペーパーバックス)
題名にインパクトがあるので、読んでみましたが、内容は過激ではナク概ね正論。
但し、個人的には高齢者問題の一番のキモは、終末医療にあると思っています。
助からなくなってから、胃に点滴がしやすくする様に手術して、寝たきりのまま生かしているだけの命に、どれだけの意味があるのか。
高額の親の年金は欲しいが、面倒を見るのは大変だから、病院で生かさず殺さずお願いします的なケースがあるコトを思うと、親は大事だからどんなコトをしても生きていて欲しいと思うのは勝手だけれど、回復の見込みが全くナイ段階で、延命処置を高齢者にする場合は、ある一定のラインで線引きして、それ以上は全額自己負担でお願いすべきではないのかと思います。
点滴だけで、意識もナイままに、生きている老人のタメに、税金などを投入するコトに歯止めをかけずに、医療費の抑制は無理ではないかと。
上記の本によると、日本の高齢化の最大のピークは2050年なのだとか。
おそらく、その時には生きてはいないので、かなりホッとはしてますが、もし生きていたとしたら、本当に恐ろしい時代が来ているかも。
まだ回復が望めるのであれば、点滴でも何でもして貰って、健康になりたいと思いますが、歳をしたら静かに人生の幕を下ろしたいというのが人生最後の願いです。
小手先の改正よりもまず、助からない老人にジャブジャブとお金をかけて施している終末医療をどうするかを皆で考えるのが、筋なんじゃないでしょうか。