アメリカみたいに、免責で罪を一等減じるというのが一番良いとは言えませんが、それにしてもある部分では、責任論を棚上げにしてでも、真実を追求して、今後二度と問題が起こらない様にする努力が必要ではないかと思うのが、学校のいじめ問題。
いじめによる自殺や学校での事件事故で子供を失った遺族、重い後遺症を負った被害者らを対象にしたアンケートで、約8割の家族が学校側から詳細について自発的に説明してもらえなかったと答えたそうだが、これではあまりに辛すぎる。
せめて、産婦人科の医師の減少を食い止める対策として、原因に関わらず一定の保証をする方向に動いているのと似た様な感じで、いじめ問題も方向性としては似た感じで進めるべきではないか。
人間、生きていれば、事故にも遭うだろうし、いじめにも出会う。
誰だって、加害者にする可能性もあれば、被害者になる可能性もあるワケで、善悪の判断があやふやな子供達だったら、問題が山積するのは当然といった柔軟な考え方が必要なのではないか。
ともあれ、学校側の報告が「重要な情報が抜け落ちていた」「一部または大部分にうそがあった」とか、「黒塗りが多く内容がほとんど不明だった」と答えるなど、学校に対する遺族らの不信感が浮き彫りになっては、子供は亡くなるは、真相は判らないはで、二重のショツクだと思う。
嘘で塗り固められた話を聞かされる親の身になるべきではないか。
少なくとも、将来が少しでも良くなるタメには、教育の分野に関しては、ある程度の免責をしてでも、どう教育をするのがベターなのかという蓄積をするタメにも、真相の解明こそが、より良い教育への一歩に繋がるのだと思う。