2010年11月06日

貧者を喰らう国

新自由主義の結果、格差社会になってしまっている今日この頃。

タイトルはこちらの本からなのですが。

貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告貧者を喰らう国 中国格差社会からの警告


中国の格差も問題ですが、ホボ同時に読んだこちらの本は日本と韓国の問題で。

反撃カルチャー  プレカリアートの豊かな世界反撃カルチャー プレカリアートの豊かな世界


それにしても、人間というのは経営者や支配者になると、他人のお金を搾取したくなるモノで。

中国の方が、判りやすい格差社会ですが、日本だって生かさず殺さずの低賃金で働かされる人々は大変です。

高学歴でも、フリーターになってしまう今の日本の「見えない貧困」と、中国の人々の「貧困」。

既得権益に守られている人と、排除されている人という感覚で眺めると、どちらも全く一緒なのかもしれません。

最近は、あまりTVとかで「貧困問題」を取り上げませんが、最低賃金で働き続ける人々を何とかしなければ、国に未来はナイでしょう。

日本も韓国も中国も、そういう意味では吹き荒れる「新自由主義」に翻弄されてますし、資本主義はドコまで行きつけば、ソフトランディングするのか、先行きが心配です。

「みんな笑って暮らせる国」という理想は、簡単には実現しそうにナイですね‥‥
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この記事へのコメント
社会が出来るとどうしても多少の格差ができるのは仕方ないこととは思うのですが、昔はもっと権力を持った人が全体のことを考えていたんじゃないかと思います。しかし、今は権力者は自分自身と極近い周辺のことしか考えていない人が多いんでしょうね。だから、格差問題も全然改善されていかないんじゃないかと思います。
Posted by 鍼医K at 2010年11月07日 00:59
いつもブログを拝見させて頂き勉強しております♪

「みんなが笑って暮らせる国」・・・
大河ドラマの主人公、坂本直陰(龍馬)がみんなに語る
国家像ですねぇ〜。
確かにみんなが笑って暮らせる国ならそれは本当に
天国みたいですが、現実問題として世界中でそんな国が
あるものなのか? という疑問が湧きます。

福祉国家「北欧諸国」ってどんな国なんだろうか?
恥ずかしながら勉強不足です・・・

ただ、「言うは易し行なうが難し」ですが・・・
それではみんなが笑って暮らせない国になる!
という現実に直面している事だけは間違いない様です。
Posted by 根無し草の風来坊 at 2010年11月07日 17:51
鍼医Kさん、格差というのは抑制しようとしてもある程度は出てしまうモノだと思います。

なので、是正の努力をしなければ、どこまででも開いてしまうでしょう。

戦後の日本の繁栄は、それが正しかったかどうかはともかくとして、『農地解放』などで、一時的にせよ、格差是正を大胆に行って、より多くの人々が需要拡大をしたコトも一因だと思います。
Posted by koyuri at 2010年11月07日 21:06
根無し草の風来坊さん、龍馬を意識しては見たのですが、明治時代も、結局、閣僚などの一部が特権階級化してしまいましたし、簡単には「皆が笑える国になどナラナイ」とは思います。

しかし、理想というのは必ず不可能でも持たないと、人間の進歩の方向性はありませんし、世の中の世襲が続く今の社会は、新たな階層社会の到来ではないかと危惧しています。
Posted by koyuri at 2010年11月07日 21:09
 
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