2010年11月20日

TPPを煽るマスコミ

最近、「読みごたえありサイト」に登録した「ジャーナリスト 萩谷 順 公式ブログ」が、「TPP選挙のすすめ」なるものを書いてますが、本当に都会に住む人々の頭の中は、どうなっているのかという気がしてしまう。(ちなみに、ソコのジャンルは、全て自分の主張と合うサイトを選りすぐってリンクしているワケではナク、傑作と思うサイトと、自分とはあまり合わないと思うサイトもわざわざ入れてあって、世の中の動向を知ろうとしているのですが‥‥)

マスコミは「開国」の素晴らしさばかりを宣伝しているけれど、もし農家の人々が耕作放棄した場合に、日本の国土がどれだけ荒れるかというコトを理解しているのか。

今までは、食料の安全保障のコトばかりに絞って書いてましたが、それだけではナク確実に日本の気候などにも変動が訪れる可能性があると思っています。

何故なら、平地の水田などが宅地化したので、長野市は以前ならば夏でも夜半になれば涼しくなったのに、水田の水が気化しなくなったので、熱帯夜が増えていると思うからです。

真夏のお昼時でも、水田地帯を歩けば、涼しい風が吹いたのですが、今や、そんなトコは減少の一途で。

しかも、生まれた村の役場付近は、小学校や中学校も近くなので、水田がドンドン宅地化した結果、大雨が降ると道を雨が濁流となって流れます。

つまり、水田は自然のダムなんだと実感します。

ともあれ、我が家の親戚は農地を持っている人々が多いですが、そのホトンドが専業農家ではナク、兼業農家です。

何故かというと、専業農家で暮らすというコトはリスクが高いので、確実に毎月給料を貰えるサラリーマンをして、休みの日には農家の仕事をするという本当に働き者の人々が多いというコトです。

それを支えるのが、ホトンド無給に近くても働いている主婦の方々だったりして。

そして、親が亡くなったり、定年になってから農家の仕事をしている人々が居て、なんとか日本の農家が存在しているワケで。

本当に大変な仕事をしているので、傍から見ていても、頭が下がります。

もし、そんな人々が農家を止めて、働くというコトになったら、おそらく失業率はかなり上昇するでしょう。

ちなみに、農家を主として働いていたかなり遠い親戚が数十年前、「キャベツなどの値段は物価が上がり、肥料代などが上がっているのに、ホトンド何十年も上がらない。物価が安かった時代は余裕があったので、息子達を大学などに行かせられたが、今だったら無理」と話してくれたコトがあります。

今でも、ホトンド野菜の値段が上がらないダケでナク、少し高くなったら大騒ぎしているのを考えると、正直、そんなにTPPが良いと思うのであれば、勝手にやってみたらとヤケになってしまいます。

おそらく、食料需給が減り、とんでもナイ時代が来るに違いありません。

おそらく、真面目に働く人々の多くは、自分達のタメにチャンと野菜は作り続けるのではないかと思うので、こちらは地方の強みを生かして、その人々と仲良くしてこれからも安全なモノを口にするつもりです。

おそらく、特権階級の一握りの人々以外は、国産の農作物など口に出来ない時代が来るかもしれませんが。

しかも、労働者の移民も受け入れるコトになるので、日本人も今のヨーロッパみたいに、失業率が増大し低賃金で働かざるを得ない人々が増えるコトでしょう。

とにかく、TPPで喜ぶのは、大企業だけというコトに気付かないのは、本当に馬鹿げてますし、もし、承知の上でマスコミが誘導しているのであれば、「売国奴」というコトなんでしょうね。
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