なんと上手いコトを言うものかと思ったのが、タイトルの発言。ちなみに、全くの発言通りではありませんが‥‥
言論統制列島 誰もいわなかった右翼と左翼
伊達直人さんの時にも書きましたが、ああいう行動を耳にして、自分も誰かを助けたいと思う人の大半は、ホトンドが一般の人。
「愛国心」を振り回す人の多くは、どちらかというと他人の善意を利用したいと思っている人だと認識している。
さて、この本が本質をズバッと突いていると思うのは、「男女共同参画社会」を推進と言えども、「男女平等」とは言わない。
「女性に働いて欲しいのは、安い賃金で労働力を提供して欲しい」だけだというのには、あまりに的を得ているので唸りました。
要するに、「新自由主義」というのは、一握りのエリートが、一般大衆を安く使って自分の私腹を肥やすコトを是とする思想であり、上流階級の世襲をよりしやすくする世界を目指しているというコトを既に見抜いていたというのは、スゴイことだと。
今、この本を読んでスゴイと思う部分は、出版当時は正に革新的だったかもしれませんね。
ともあれ、こうした警鐘を重視しなかっかったから、今の社会があるのかもしれませんが。
国会の混乱など、ある意味どうでもイイのですが、派遣に対する制限をしなければ、日本の若者の将来は絶望的です。
タダ、国家のタメに産むのはイヤという気持ちは理解出来ますが、やはり少子化は大問題。
別に、子供が将来コスモポリタンになってもイイのですから、次世代の誕生は未来を信じてすべきだと。
いざとなったら、右も左も、日本も何もナク、全てこの世に生きている人類は単なる人間という種族なんですから。