過去の歴史を振り返れば、貧困にあえぐ大衆が「パンを寄こせ」と叫んだ時に、「あの人達はパンが無ければ、お菓子を食べれば良いのに」とマリー・アントワネットが言ったと言われているフランス革命など、あまりに一握りの特権階級と、民衆の差が開いてしまうと、このまま貧困の中で一生を終えるくらいなら、革命の中で命を落とすのも仕方ナイと思う人々が出て来るというコトは、誰しも知っているハズ。
だからこそ、左派と呼ばれる考え方をする人々は、世の中の格差を税収である程度緩和するコトをもって、国内を平和にしようとしているワケで。
中東のいざこざに対して、こういう流れで中東情勢を理解すれば今おこっていることがわかるという記事は、確かに理解しやすい。
そして、中国や北朝鮮の独裁をしている人々も、戦々恐々としているとは思うけれど、日本とて早く国会で非正規雇用に一定の歯止めをかけなければ、スグに革命とはならない国民性ではあるものの、将来的にはどうなるか判らない。
日本でも、研修制度で日本に来た外国人が、雇用者を殺害した事件もあるのだから、我慢強い日本人といえども、黙っていない時が来るかもしれないからだ。
過去ログでも一貫して格差社会にを警告しているのは、要するに平和が永続的に続いて欲しいからだ。
勇ましいコトを言って、戦争を煽る人ほど、その人や縁戚が実際に戦地に赴かないコトも、既に歴史が証明している。
耳に心地よい勇ましい言葉に踊らされてはイケナイ。
そういう悪魔の誘いに負けて、日本は戦争に突入した過去があるのだから。
そして、社会的弱者に手を差し伸べるのは、一重に「情けは人のタメならず」という諺の本来の通りに、世の中は互いが相互に関係しあっているのだから、他人に手を貸せば、やがて自分に帰って来るからだ。
もし、自分に帰らなくても、自分の次の世代に帰って来るかもしれない、そう思って他者に優しくするコトこそが、より多くの人々が幸せに生きる可能性を高めるコトに結局はなるのだから。