2011年03月25日

裁判員裁判の難しい選択

もし、貴方が借金のカタとして、奴隷みたいに働かされていて、その相手が誰かを殺して死体遺棄をさせたのを見ていた場合、もしかしたら次は自分かもしれないと考えるコトは充分にあり得るハズ。

そして、殺される前に殺されるよりもと、無慈悲な相手を殺害したとして、捕まった時に、殺人だから死刑というのは、本当に妥当なのかどうか‥‥

東北関東大震災の影響で、全国的にはホトンド報道されてナイのだが、長野市であった一家三人強盗殺人事件の裁判員裁判の判決は死刑だった。

無期懲役を求めていた弁護側は即日控訴した
ので、刑は確定してないのだが。

とりあえず、地元の裏情報としては、一番得をしたのは殺された闇金から借金していた人々という話もあり、正式な契約書に基づく借金でもナイし、一家全てが殺されたので、借金を返さなくて良くなり、胸を撫で下ろしている人は一定数存在しているらしい。

もしかしたら、そういう人々がどういう取りたてられ方をしていたのかを証言したら、この事件の判決は違ったモノになったのだろうか?

殺人は確かに良くないコトではあるが。

正直な話、こういう複雑な事件の裁判には関わりたくないというのが本音だ。

上級審があるから、別に構わないと言われればそれまでだが、もし、自分が裁判員だったとしたら、とても悩むと思う。

何度も書いているが、本来の裁判の迅速化というのは、微罪で罪状を争わない人々をプロの手を煩わさずに、市民が裁いたり、諭した方が良いのではないかというコトで検討され始めたと弁護士から聞いている。

この手の複雑な裁判は、どちら側から見るかというコトで、判断は分かれるに決まっている。

そんな大変なコトを普通の一般の人が裁くのが適当なのかというコトを、本当はこういう事件を参考にして、改めて考えてみるべきだと思うのだが‥‥
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この記事へのコメント
裁判員制度もいろいろと問題を抱えたままズルズル行っている感がありますね。導入時にはというか今でも問題を指摘されている方はいるとは思いますが、なんとなく定着されつつある。こういう図式は日本の悪いところだと思いますね。
Posted by 鍼医K at 2011年03月26日 00:19
鍼医Kさん、ズルズルいくのが日本の悪いトコです。

一度立ち止まって、本当にそうすべきなのか、どうかを考えるべき時でしょうね。
Posted by koyuri at 2011年03月26日 23:16
 
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