もうすぐゴールデンウィークですね。
自粛モードから脱して、長野県に観光に来て頂きたいとは思っておりますが、登山をなさる方々には是非とも装備をちゃんとして頂きたいと思います。
毎年、この時期に必ず書いているかもしれませんが‥‥
なんで、この話を「立腹日記」で書いたかというと、本日の朝ドラの「おひさま」。
大河ドラマの「江」の設定が無理筋だとネット・ニュースとかで流されてますが、あれは過去の話なので、実害はナイと思います。
でも、本日の朝ドラを見ている視聴者の方々に誤解して欲しくナイと思ったのが、お葬式をしたのが三月だというテロップ。
松本では三月に桜は満開には絶対になりませんが、そちらも大した実害は無いと思うので何とか許せますが、問題はでは常念岳の登山は何時だったのかという問題。
今みたいにドライアイスが一般に使用されて無かった昭和初期ですから、当然のコトながら、御葬式は亡くなってしばらくして行われたと考えるのが普通なのですが、三月には絶対に山の上は雪がしっかり積もってます。
案外、冬山よりも春山の方が軽装で登って、遭難というパターンが多く、そういう場合、山の側の人々はボランティアで遭難者の捜索をしなくてはなりません。
向う見ずな考え方で、命を落として欲しくありませんし、無駄な捜索を是非とも減らしたいと毎年、警告をしています。
ちなみに、今でも長野県では小学校や中学校で登山などをする場合はありますが、一般的には夏から初秋に掛けて行われます。
ゆえに、当然、昨日のドラマみたいに雪のナイ道を登り、山頂で御来光を見るというワケです。
ドラマというのは、作り物ですからあまり目くじらを立てなくとも良いと思ってはいますが、世の中にはドラマと現実を混同する人が一定割合存在するコトもマタ事実で、その中の人々に春山をなめてしまわれては本当に困るので。
毎年、この時期になると必ず春山で遭難という話題になりますから、こちらも毎年、一度位は警告を発せざるをえません。
特に、今年は遅くまで雪が降ったので、例年よりも山には雪が残ってます。
充分に装備して、無理なコースは選択せず、実力に見合った場所だけを登山して、無事に家に戻って欲しいと心から願ってます。
登山というのは、家から家まで何事も無く行って帰って来てこそ楽しいのですから。