2011年04月11日

あれから一カ月

先月の大地震の時は、飛行機の上でした。

我が家も、この一カ月で色々なコトがありましたが、世の中はもっと色々なコトがありました。

タダ、何と言うか確かにスグ復旧出来ればイイのですが、あの大惨事では難しいと思います。

ハードにしても、心の部分でも。

しかし、どうしても世の中は早く早く復旧をと急かしている気がします。

無論、ハードは一日でも早く復旧して欲しいのですが、心はそんなに早く前向きとかになれるのだろうか。

悲しいのに、それを忘れて前向きになるのが正しいと強制されても困るんじゃないかという気がします。

心の傷に、あまり早く絆創膏を貼りつけるのは、どうなんでしょう。

自然に傷が癒えるのを待った方が、逆に治りが早いのではないでしょうか。

物であれば、類似のモノがお金さえあれば手に入ります。

しかし、特に大事な人を失ったコトは、どうやっても取り返しがつきません。

「喪」に服する時間が必要な場合もありますし、全てを忘れるのではナク、悲しみも含めて全部受け入られる様になるには、ある程度の時間が必要だと思います。

傷付いた人々が、自分から立ち上がる気になるまで、待つコトも大事なんではないだろうかと、無理やり前向きな人ばかり求める風潮に、本当にそれでイイのかと、ちょっと思ってしまいます。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
今度の震災で物質的なものは比較的早く解決するかもしれませんが、おっしゃるように心に受けた傷は時間が必要ですよね。
Posted by takachan at 2011年04月13日 10:40
takachanさん、心の傷はゆっくり治した方が、後々良いみたいです。
Posted by koyuri at 2011年04月13日 22:16
悲しむ時間が必要というの、すごくよくわかります。
本当ならもっと被災地の様子が伝わってくるべきなのに、あまりに被害状況が酷い事と原発があるせいで、報道の受け手側はその悲しみを思いやる気持ちが薄れている。
何もできず申し訳ないけれど、毎朝毎夜、被災地の今日1日はどんな天気でどんな気温で何をして過ごされたか、想像を巡らせて祈っています。
Posted by あきこ at 2011年04月15日 09:20
あきこさんの様に、自分達のタメに祈ってくれている人達が居るというコトを知るだけでも、ある程度は悲しみが紛らわせるコトが出来るのではないかと思います。

あまりに深い心の傷は、簡単には治らないものですから、せめてその人々に心を寄せ合う位で、周囲の出来るコトは多少ではありますが‥‥
Posted by koyuri at 2011年04月15日 22:08
 
にほんブログ村 健康ブログへ