2011年06月23日

今、しなくてはナラナイのは

戦後の動乱期みたいに、200万人を突破した生活保護受給者

不況で働く場も見つかり難くなるし、働いてもワーキング・プアになるより、働かなくても安定した生活保護費をと願う人の存在もある。

しかし、本当に今のまま生活保護の制度が継続出来るかというと、団塊の世代の退職により、マスマス苦しくなる日本の財政を考えると、簡単に「Yes」と言えるかどうか。

生活保護が危ない 最後のセーフティーネットはいま‾ (扶桑社新書 33)生活保護が危ない 最後のセーフティーネットはいま (扶桑社新書 33)


一番の問題は、国民年金の受給額が生活保護よりも安いというコト。

そして、いわゆる格差社会になって、働いても安い賃金しか出ないワーキング・プアの問題。

ともあれ、上場株式会社の場合、一億円を超える給料を手にした場合は公表するコトになった。

その中には、派遣社員を多用して、経営者は巨額の富を手にしている会社もある。

終身雇用を止めて、労働者のコストをカットして、黒字になったら経営者に多額にお金を払い、年金も貰えぬ人達には生活保護というのでは、国が保護して経営者に大金を与えている様なモノ。

「再生エネルギー」よりも、一刻も早く「貧困」の問題を取り上げるべきだと思うのだけれど。

不正受給する人も当然現れるだろうと思うが、身体が動ける生活保護受給者をケース・ワーカーの調査の不備をフォローする仕事をして貰うとか、何かやり様もありそうに思える。

ともあれ、仕事をして誰かに喜んで貰えるのであれば、労働も素晴らしいもの。

保護費で買ったビールよりも、額に汗して働いた後のビールの方が、より美味しいというコトをこそ、周知徹底すべきではないのか。

最後のセーフティ・ネットが切れたとしたら、とんでもナイ事態になるのは必然。

福島原発の問題と並んで、本気で「貧困」をこそ考えなければ、日本に明日はナイのだけれど‥‥
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この記事へのコメント
東京で生活保護を受けると17万円くらいになります。
17万稼ぐのは楽じゃないですね。
Posted by 神戸俊樹 at 2011年06月24日 00:12
ほんとに困って必要な人の制度なら理解いたしますが
現実には朝から酒飲みして生活保護をうけてる人がいます。
役所のチェック機能がはたらいていない部分も感じます。
Posted by takachan at 2011年06月24日 16:09
神戸俊樹さん、モラルの崩壊も問題になりますが、やはり自立支援するタメの補助が不足してるのだと思います。

動ける人には、ボランティアなどもして貰って、社会の一員だというコトを認識して貰うなど運用にも改善が必要だと思いますね。
Posted by koyuri at 2011年06月24日 21:08
takachanさん、そうした問題も指摘されてます。

要するに、チェック機能を働かすだけの人手が不足しているので、その辺から改善しないとダメでしょうね。
Posted by koyuri at 2011年06月24日 21:10
 
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