2011年07月03日

安易に「安全」を強調した方の責任は?

内部被曝の場合、一番やっかいなのはプルトニウムで、プルトニウムが出すアルファ線は、物質を突き抜ける透過力が弱いため外部被曝の心配はないが、体内に入るとベータ線やガンマ線に比べて20倍のエネルギーで遺伝子を傷つけるという。

ただ、プルトニウムは重く、遠くへ飛ばないため、今回の事故でも検出されたのは福島第1原発の近辺というコトで、福島第1原発で、緊急時の被曝限度である250ミリシーベルトを超える作業員の存在が相次いで判明したのは、作業員が、呼吸による内部被曝防止に有効なマスクを着用せず、線量が高い空気を吸い込んだためとみられている
というニュースを読むと、結局、犠牲になるのは何時も現場で汗水たらして働く人間かと、嫌な気分になる。

ともあれ、こうした原子力を推進した原動力となった「安全性」の御墨付きを与えた教授の方々には、電力会社、原発メーカー、そして政府から、総額約8億円のお金が出ていたという。

資金の名目は「奨学寄付金」「共同研究費」「受託研究費」の3種類というのだが、ほとんどが原子力関連企業なのは言うまでもナイ。

そして、今、電力が不足すると困るというコトで、再び原子力発電の安全性が政府によって語られようとしている。

しかし、既に東日本大震災から四カ月が過ぎようとしているのに、まだ福島の原発は安定したとは言えないワケで、補償されない被害に困っている人々も多いハズ。

そして、その人々のタメに国民全体で税金で何とかしようとしているコトを考えると、もしかしたらこの先、電気料金は上がるのかもしれないけれど、それでも、二度と今回の様な悲劇にならない方が良いという人だって多いと思う。

事故に起因する被害の全てを、東電が単独で全て弁償出来るというのなら、他者が口を挟む問題ではナイと思うが、好調の時は自分達で甘い汁を吸って、苦境になったら国民に責任を分担させるというのでは、筋が通らない。

だったら、最初から追加負担がナイ発電をして貰った方が良い。

電気料が上がるのはイヤではあるが、恐怖を抱えつつ、しかもイザという時には、失敗の負担を肩代わりさせられるというのでは、とても合わない話だと思うから。

そして、安易に「安全」を保障した人々の責任も明確にして欲しいモノだ。
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この記事へのコメント
責任の所在をまずは明確にすべきだと思いますね。他の原発も安全が確保されている訳ではなくて、そのための準備段階の状態という話で、まさに今の瞬間に電力会社側の甘い想定外の天変地異が起こればどれほどの被害がでるかなどと考えると、それだけでも恐ろしいです。
Posted by 鍼医K at 2011年07月03日 23:57
鍼医Kさん、日本という国の致命的欠陥は責任の所在を曖昧にして、進んで行くコトが一番だと思います。

どうして間違ったのか、その責任はダレにあるのか、マズそれを明らかにしてから、問題は進めるべきです。
Posted by koyuri at 2011年07月04日 22:22
 
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