なでしこジャパンの皆さんには、負けそうになっても粘るコトの大切さを教えて頂いた様な気がしますが、どうも大半の日本人は「負け癖」が付いてしまったみたいで。
日本は「あきらめ派」(既存の価値に執着し、時代の変化に適応できず、社会参加をあきらめている層)の比率が最も多く、「苦闘派」(疎外感やフラストレーションなど社会における苦悩から逃避する層)も第3位であり、1997年の調査では両方足して14%だったのが2010年では32%と倍以上に増え、なんと日本人の3人に1人がこのどちらかの層になったという。
しかも、「上昇志向派」(社会の中で自分が周りからどう見られているかを重視し、ステイタスを志向する層)と、「成功者」(目標意識と達成への自信をもち、大衆からの分離がモチベーションとなっている層)が、逆に調査した25カ国中最低であることを示したそうだ。
「上昇志向派」と「成功者」で、これらはそれぞれ17%から6%、9%から7%へ減少し、両方を合計するとちょうど半減してしまっている。特に、「上昇志向派」は3分の1に激減してしまったというのは、ある程度は社会に原因もあるとは思う。
だけど、何事も最初から諦めてしまえば、それで終わり。
なでしこジャパンの人達もバイトしたりして大変だというけれども、長野オリンピックの時に優勝したアメリカの女子アイスホッケーの選手も、大変な中で戦っていたという話を聞いたコトがある。
優勝した記念のスーツも、アイスホッケーの道具も、航空運賃がかかるからと、優勝してスグに売り払ってお金にして、ほぼ金メダルだけの身軽になって帰国したという話を聞いたコトがある。
世の中、努力しても報われないコトは確実にある。
だけど、一度も本気で努力もせずに諦めるのは、あまりに勿体ない。
努力してダメだったとしても、何もせずにダメだったのとは、全く違う。
失敗の経験さえも、必ずや人生の一つのステップだと信じて、ダメもとで頑張るというのも、若い時には必要なんじゃないかと思うのだが‥‥