二年前の政権交代の時に、我々国民が一番期待したと思うのが、補助金の増大により歳出が歳入を超え続けるコトの改善。
一般サラリーマンの厚生年金は、年金給付以外に約六兆円も流用して、役人の天下り先に注ぎ込み、公務員が入る共済年金の無駄遣いはしないという官僚の体質を改めて貰うコト。
しかし、昨年の事業仕分けの際に「天下り団体への還流事業」と批判された自衛隊基地などの住宅騒音対策の補助金手続き代行業務について、一般競争入札導入後も、防衛省OBが理事長などを務める財団法人「防衛施設周辺整備協会」がほぼ独占しているというのだから、そうした一番の問題に対しては、ちっとも政治主導にはなってない。
誰しも、一度握った利権の旨味は手放したくはナイだろうが、最早、それが許されるほど日本の財政には余裕がナイ。
そうした問題を何とかしないで、簡単に増税を口にする様な人には、新しい総理大臣になって貰いたくナイと思う。
誰しも、お金というのは、稼ぐよりも遣う方が簡単。
簡単には手取りが増えないと判っていても、税金だけはしっかりと待ち構えているモノ。
世の中、本当に安い給料で働く企業も多いのだから、裏金を作ったりするコトは止めて欲しいのだが、人間の欲望というのは限りナイもので。
役人の不正というのは、日本だけではナイのだから、誰しも自分の懐を潤したいには違いナイが。
ともあれ、これ位だったらという甘い監視が、その目を盗んででも、犯行を決意させるのだとは思う。
税金を見て、自分達の立ち位置を考えて遣って貰わないと、政府が破綻してしまったら、世の中が大混乱するのは、自明の理。
どうか、大ナタを振るって頂いて、本当に必要なモノだけに、補助金が遣われる社会に早くなって欲しいものだ。