二つの電力会社絡みの話題を読んで、本当に馬鹿馬鹿しくなった。
というのも、電力会社のお金というのは、独占企業ゆえに簡単に消費者から手にするコトが出来る、タナボタのお金。
そのお金をマスコミや政界に流して、国民を洗脳したり、政治を電力会社寄りに運営させ、あげくの果てに失敗したツケまで、国民全体に押し付けるというのでは、本当に国民は踏んだり蹴ったり。
さて、その一つ目は、東電が朝日に出した年間広告料2億3000万円(推定、電事連等は除く)。それだけじゃない。朝日有力OBグループは東電のPR誌を作り、それをすべて買い上げてもらっていた。その額、年間1億4000万円!------原発推進のため、メディアにカネをばらまき続けた東電、そしてそこにタカる大手マスコミというコトで、まるで創価学会が新聞社に聖教新聞などを刷らせたりしているのと類似の構造。
そして、その二つ目は、震災後初めて、泊原発の再稼働にゴーサインを出した北海道の高橋はるみ知事の資金管理団体「萌春会」の会長が元北海道電力会長で、知事に就任してから、少なくとも道幹部ら4人が北電や関連会社に天下りをしている。
加えて、知事の古巣の経産省からはOB2人が北電に天下りし、彼らが道知事に献金しているとか。
北電からの献金額は単純計算しても、7年で総額300万円は下らないのだという。
正に、政官業癒着により、国民の懐から一部の人々の懐に巨額のお金が移転して、格差が作られている構造になっているワケだ。
本来、そうした癒着を断ち切るというつもりで、政権交代をしたハズではなかったか。
民主党には、是非とも本来の主張を貫いて欲しい。
「国民の生活が第一」なハズなのに、今のママでは過去の自民党の政治とホトンド変わり映えしない。
そして、そういう後押しをしているのが、原発マネーだった日には、本当に変な方向に国が向かってしまうに違いナイから。