こうも違って見えるのかという気がします。
歴史は好きでも、学校では江戸後期あたりからは、駆け足という歴史の授業を受けていたのと、あまりに近い歴史は諸説が入り乱れているコトで、あまり良く知ろうとしてなかったのですが、流石に平成になると、様々な説がより色分けされて出て来たのを読んで自分の中で検証する必要性が出て来ています。
いわゆる定説とは全く違う本の一冊が、こちら。
昭和史からの警告―戦争への道を阻め
この本が出てから、五年以上が過ぎ、多少現実と違う部分もあるものの、かなり予想通りの展開になって来ている感じもします。
ともあれ、この本の最大のポイントは、戦争で利するのは本当に極一部であり、国民の大半は困窮するだけなのだから、プロパガンダに左右されないで、戦争回避の努力が大事であるというコト。
この本の全てが真実であるかナイかに関わらず、これだけは完全な真実。
戦争は公共事業みたいに、景気刺激策として有効と考えているネオコンも確かに存在しているだろうと、アメリカの戦争への傾斜を見ると頷けます。
ともあれ、今の状況はこの本が出された時よりも、より戦争に近付きつつある気もするので、やはりこうした警告の書は、読んで警戒しておくべくなのかも。
戦争を経済活動と結び付けている勢力が存在する可能性は、とても高く、そのバックに様々な利権が存在するという見方をしないと、現実を見誤ってしまうかもしれませんね。