欲望が肥大し過ぎるコトは、やがて自らの破滅に繋がるというのは、過去の歴史が証明している。
政府は復興財源として所得税を一律4%増税する方針だが、仮に5000万円以上の高額所得者の税率を上げれば4%の定率増税は必要なくなり、それで約6000万人の一般納税者が救われるのだとか。
我々の若い頃は、最高税額は七割だったハズ。
今では、最高税額は四割なのだという。
七割は多過ぎるにしても、被災者が気の毒だと思うのであれば、やはり高額所得者に税金を払って貰うべきではないだろうか。
別に、それは高額所得者を狙い撃ちをしているワケではナク、「情けは人のタメならず」だと思うからだ。
被災者にとってではナクて、高額所得者にとって。
年収が中程度の方々に増税して、景気が悪化したとすれば、株価も低迷するだろうから、おそらく高額所得者の懐も寒くなると思われる。
日本全体の景気の底上げをした方が、高額所得者はより潤う可能性が高いと思うからだ。
にも関わらず、どうも近視眼的な考え方ばかりする人が多く、それゆえ、日本の景気がバブル以降、全く浮揚しないのだと思う。
今日、連休なので絨毯の洗濯にコイン・ランドリーに行ったら、マネー雑誌があったので、パラパラと時間潰しに見ていたが、最後のページには何ページも破産した安愚楽牧場の広告が載っていたので、少し前の雑誌だったのだろう。
ともあれ、潰れる様なトコに投資をする位ならば、普通に貯金しておいた方がマシだったりするのだし、人間はあまり欲をかき過ぎるのは、逆にマイナスになりかねないなと改めて思った。
「損して得とれ」と言った昔の人は、先見の明があったのだと思われる。