驚いてしまったのが、長野県の高校でイジメがあり、その様子を撮影した動画が「ユーチューブ」にアップされ、ネットで、問題の高校と人物が特定され大騒ぎになったが、イジメが起きたのは別の高校という事件。
地元の新聞によれば、岡谷市の岡谷工業高校の教室で、1人の男子生徒が他の男子1人をいじめ、暴力を振るっていると思われる動画がインターネットのサイトに掲載され、写っている2人が在校生であると複数の教員が確認し、県教委に連絡する一方、岡谷署にも相談し、動画投稿サイトに削除の依頼をしたというコトだが。
それにしても、間違った高校名や県の教育委員会の電話番号やメールアドレスが晒され、抗議をしようとの呼び掛けがネットで始まり、メディアからの取材依頼もあり、授業に支障が出る状態にまでなったのだとか。
いじめを止めさせようという動機自体は良いのだが、逆に間違った高校をいじめているというのでは‥‥
ちゃんとした裏も取らずに、暴走してしまうというネットの悪い部分もさらけ出してしまった様だ。
それでなくとも、今、高校三年生は色々なトコへの試験を控えて、かなり緊張状態にある。
いじめが特定されて、落ち着く方向に行くのは良いとは思うが、無関係な生徒達が動揺して人生をしくじってしまったら、本当に気の毒だ。
軽々しく、人の尻馬に乗って、大騒ぎするのだけは止めた方が良い。
日本だから、まだこの程度で済むだろうが、アメリカあたりだったら名誉棄損や業務妨害で、ものスゴイ訴訟を起こされかねないのだから‥‥