2011年12月25日

団塊の世代の行方

日本の中で、一番人口が多かった団塊の世代が今、年金受給者になろうとしている。

この世代に支えられて来た上の世代の老後は安泰だったが、果たしてその下の世代では、本当に団塊の世代を支えるコトが出来るのか。

過疎化や少子化の影響があるのかもしれないが、私の卒業した中学の同年生の合計は123名であった。

あまりに簡単な数字なので、今でも覚えているのだが、団塊の世代の卒業生の方が御客様の中に居らして、その方にお聞きすると、我々の倍以上は居たとおっしゃる。

そして、六年後に中学生になる甥の娘は来年小学校に入学するのだが、我々の世代の半分以下しか居ないという。

長野県の小さな村ではあるが、長野市の地価高騰などで我々が子供の頃と比べると、田畑が宅地になって、結構、沢山の住宅が出来たのだが、とにかく、少子化の影響が大きい。

兄弟の数も、我々の頃は二人と三人が拮抗して一番多かったが、今は、一人と二人が一番多い時代。

おそらく、この調子で進んだら、年金制度が持つとは、正直とても思えない。

団塊難民団塊難民


この本が出されたのが、五年前だが、おそらく現実はもっと厳しくなっている様な気がする。

日本の将来を考えるのであれば、希望的な観測を止めて、考えうる最大の安心値と最低の不安値を計算して、国民にどうすべきかを問わなければナラナイ。

楽観的になって、既に年金の財源を減らしてしまっているのだが、尚更のコト。

日本が、ギリシャみたいに破綻しないタメには、もっと真剣な議論が必要なのだろうと改めて思う。
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この記事へのコメント
目先のことばかりを見ていてはどうにもならないような状況が逼迫していることを認めないといけないですよね。高度成長期のような経済状況は今後あり得ませんしね。
Posted by 鍼医K at 2011年12月26日 00:23
そうですよね?団塊の世代って?「団塊の世代」とは - 第二次大戦後、(1947年〜1951年に生まれた世代(ベビーブーム) ですよね?私は1968年産まれですが、希望的な観測を止めて、考えうる最大の安心値と最低の不安値を計算して、国民にどうすべきかを問わなければならない事には賛成です。野田総理は演説が上手く思われ総理にはなったものの、本人の意見や願望をハッキリと申さずに適当になった総理の気がしてなりません。もっともっと成人した男女が政治に関心を持ち監視すべき。そうなって欲しいです。
Posted by 智太郎 at 2011年12月26日 19:43
鍼医Kさん、そうですね。

もう後がナイとこまで、来ているみたいですね。
Posted by koyuri at 2011年12月26日 21:58
智太郎さん、日本の政治家はパッと見は良さそうなんですが、どうも芯がしっかりしてナイ人が多いですね。

ソレを見抜く力がナイと、困るのは自分です。
Posted by koyuri at 2011年12月26日 21:59
 
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