安楽死を考える
昨日が長生きで、今日が安楽死というのもハチャメチャな選択ですが、どうしてもこの本は読んで頂きたい。
神の手(上)
現役の医者として、リアルな問題を直球勝負で投げ込むこの著者の小説は全て読んでいますが、おそらく一番小説として完成度が高く、医療のドロドロとした裏側を書き切った気がします。
安楽死が是か非かという答えは、立場によっても違うと思いますが、立法化すれば済む問題でもナク、良心的な医者ゆえに悩むコトも多いのだと思います。
世の中には、簡単にコレが正しくて、コレが間違いとスッキリ答えを出せる問題ばかりではナク‥‥
死刑の是非などと共に、意見が分かれる問題かもしれません。
自民党の石原幹事長の「エイリアン」発言はどうかと思いますが、無理やり死に行く人を苦しませるだけの延命処置が正しいとも言えず。
より多くの国民が、他人事だと思わずにチャンと考えなくてはイケナイ問題だと思います。
その為のテキストとして、万人向きでしょうね。
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Posted by seitaisikoyuri at 21:29│
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最近は何事においてもどこか規定路線みたいなのがあって、とかく考え方が片寄っている人が多いように思います。答えがひとつしかないということばかりではなく、むしろ答えがいろいろある方が多いと思うのですが…安楽死の問題もそのひとつなのかもしれません。
鍼医Kさん、様々な意見を聞いてみるというコトは、とても大事です。
この本は、どうマスコミが世論を形成するかなど、実に様々なコトも考えさせてくれます。
”安楽死”ですか。非常に凝視される奥深い問題点かと。突然、健康だった方が何かの異変や事故により入院してしまったら家族の方々がどう感じるでしょう。私も18歳で事故をし、これから大学だって時に意識不明が1カ月間も続き、医師からは「良くて植物人間です」と言われた時の親の気持ちが。一番重要視されるのは家族の気持ちでしょうね?
智太郎さん、安楽死が合法化されてしまっていたら、怖いコトになっていたかもしれませんね。
そう考えると、マスマスどうするべきか難しい問題ですね。