できるだけ早く原発を再稼働すべき」と答えた企業は15%で、「再稼働は必要ない」との回答12%、「安全確認の上、時期にこだわらず再稼働すべき」だとした回答は72%というコトで、安全ではナイかもしれないのに、原発を再稼働すべきという企業は少数派だというコトが、ロイターの調査で明らかになった。
あまりにも当然な意見だと思う。
もし、という仮定の話は無意味かもしれないが、東日本大震災が阪神大震災と違うのは、放射能という問題が復興の足枷になっているコト。
被災から、一年が過ぎても原発の完全収束の目途がつかず、ああでもナイこうでもナイと騒いでいるのを考慮すれば、おのずと結論はコストよりも安全というコトに集約される。
企業の65%が原発再稼働が年内になかった場合には事業にマイナスとみているにも関わらず、無理に再稼働すべきでナイという意見が大多数になったのは、日本の良心というコトだろう。
そもそも、原発事故さえなかったら、観光客が外国から来なくなったり、滞在している外国人が離日したりというコトは無かっただろう。
日本の人口が、記録的な現象をしたのも、自然増を自然減が上回っただけでナク、住んでいた外国人が日本を離れたというコトが大きいのだから。
昔から、「日本人は水と安全はタダ」だと思っていると言われて来たが、原子力に汚染された飲料水を飲まなければならなかったコトもあり、確実に安全な水はタダで無くても飲みたいという意識が高まったのではないか。
安全というのであれば、無論、タダの方が良いのだけれど、安全かコストかと問われれば、コストよりも安全を選ぶのは当然のコト。
無理やり原発の再開を目指す政治家達には、是非とも考え直して欲しいものだ。