今年も山で‥‥
ゴールデン・ウィークに死亡事故が多発した。
何というか、毎年恒例の記事になるのが、とても辛いのだけれど、山国で住んでいる人間とすれば、どうして同じコトを繰り返すのかが不思議でナラナイ。
人間というのは、自分だけは大丈夫だと思うのかもしれないが、まだ山には雪が在るのだから、夜になれば十分凍死する可能性を考えるべきなのに。
特に、夏山並みの軽装で2000mから3000m級の山に登るというコト自体が信じられない。
死者をムチ打とうと思っているワケではナイのだが、この時期になると判で押した様に、この話を書くのが自分でも嫌になるのだが、それでも、この記事を読んで周囲の山好きの人に、注意して下さって、一人でも遭難者が減ればと思って書いている。
単純計算で、千メートル標高が上がれば、約六度気温は下がるのだから、当然、高い山は一般に我々が過ごす地域との標高差を計算すれば、氷点下になる可能性は春でも、かなり存在する。
にも関わらず、どうして毎年毎年、山で亡くなるのか。
人命救助は大切だけれど、こういうコトが続くのであれば、ヘリの有償化もやむ得ないと思ってしまう。
山国の税金でヘリを出すからと、気楽に考えられても困るからだ。
無償で救助にボランティアで駆り出されたりするのは、万全な準備をした上で、遭難してしまった人々に限らさせて頂きたい。
同じ間違いを繰り返されるのであれば、山国の人間も何時までもお人好しではいられない。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:05│
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痛ましい登山事故でしたね。
何事も細心の注意が大切です。特にこの時期の登山は
自然に充分気をつけて事故防止を自らの責任でやるのが
登山家の基本だと思います。
takachanさん、本当にお気の毒だとは思うんですよ。
でも、八甲田山の雪中行軍だって、事前に準備して訓練した部隊は、誰一人亡くなってナイんです。
もう少し、山に対して敬虔な気持ちで登って欲しいと思います。
山に精通した人は今の時期の山の状態をよく知っていますが(そのような方でも天候は読めないとも聞いています)、最近、趣味で登山を始めた人などは少ない知識で周囲の忠告を無視して山に向かったり、ガイドや経験豊富な人にアドバイスも求めないなんてことがあるようです。いくら忠告をしても聞かない人はいるとは思いますが、事前に強制的にでもストップをかけることができれば、尊い命を守り、地元の人々の負担も減らせるのでしょうけどね…
わたしの伯父は登山家で、日本の全ての山を登ったそうです。
1回だけ遭難に合い、ほら穴で助けが来るまで待ったそうです。救助費用かなり高かったと言ってました。
85歳になりますが、非常に元気です。
大雪山で死にたいと言っております。
俊樹さん、遭難対策協議会の方々は、ボランティアがほとんどです。
自分の仕事を犠牲にして助けるのですから、ベストを尽くした上での遭難なら許せるでしょうが‥‥
伯父様の気持ちは理解出来ますが、可能な限り人に迷惑を掛けないで欲しい気もします。
鍼医Kさん、今日まで上のコメントに気付かずスミマセンでした。
おっしゃる通りで、経験者を自認している、初心者ほど困った存在はナイと思います。