判っている様で、判ってない問題は解説が必要だったりする。
マスコミが国民に説明不足なのは、良く知らないという場合と、知らさない方が良いという場合が存在するからだろう。
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ココで一番、目からウロコだったのが、アメリカの軍隊は陸軍、海軍、空軍と海兵隊という四つの部隊が存在していて、海兵隊というのは他国に攻め入る部隊だというコト。(日本は、専守防衛なので海兵隊という部隊は存在してないけれども、かつての戦前には存在した)
ちなみに、中国とアメリカが戦争ということになると、沖縄の米軍基地にミサイルで多大な被害をもたらすかもしれない。
なので、再編して主力海兵隊は中国と離れたグアムに移転させて、ミサイルの射程からは外れ、しかも攻撃しやすくするのが狙い。
但し、ヘリコプターはあまり遠くへ行かせられないので、普天間の代わりの新しい基地を辺野古あたりに欲しく、空軍の嘉手納基地と一緒にするのでは都合が悪いのだという。
それを踏まえて、今回の日米共同文書を読むと、アメリカはグアムやマリアナに軍事訓練場を造るけれども、自衛隊を共同使用させるから、費用を日本も負担しなさい。
そして、政府開発援助でアジア太平洋の沿岸国に巡視船を提供して、地域の安全増進に寄与しなさいというコトを掛け合わせて考えると、日本国民は増税して、米軍のアジア戦略により多くの税金を投入しなさいというコトになるのだろう。
久々の日米首脳会談などというのは、日本の税金を土産にした貢物外交だったということか‥‥