地下鉄サリン事件の殺人と殺人未遂の疑いで高橋克也容疑者が逮捕されたのは良かったとは思うのだけれど、決め手になったのは、一般の男性からの「高橋容疑者と似た男が13日に蒲田の漫画喫茶に入るのを見た」との通報。
しかも、漫画喫茶の方の話をTVでやっていたのを聞くと、連絡を受けた警察が来て、似た人が居ると店員が最初に言った時は、半信半疑みたいだったが、店員が再び似ていると言ったので、後姿を見て『そうかも』と思って、追い駆けて捕まえたと言っていた。
古くは、日本中を震撼させた勝田清孝が何人も殺害して逃げ続けていたけれども、一般人が拳銃を突きつけて金を奪われようとしたが、逆に取り押さえて110番通報して逮捕された事件を思い出させる。
ルーシーさん殺害事件にしても、フェリー会社の人などの通報で逮捕されたし、市民の協力が大事というだけで終わる問題なのだろうか。
高橋克也容疑者は他人になりすまして、警察沙汰になって、警官と顔を合わせたコトもあったとも言われているし、平田容疑者にしても、自首しようとしても最初は取り合って貰えなかったりと、どうも警察のチグハグさが目立つ。
今後も、懸賞金で事件を解決するというのも、有効的ではあるだろうが、少なくとも、今回、高橋克也容疑者の職場を訪ねるのがもう少し早かったら、懸賞金の1000万円を払う必要も無かったと思うと、タダタダ手放しで良かったと言えるのかどうか。
無論、通報を受けて、逮捕したのは警察だったけど。
消費税も増税に向けて、政府は驀進しているが、どうせ税金だからという安易な気持ちが、公務員の方々にあるのであれば、どんなに増税しても、歳入は歳出よりも不足するに違いナイ。