
とはいえ、貶しているワケでもありません。
自分をチャンと分析しているのは、流石と思う部分もあり、世の中の精神科医のある程度の部分は理解出来るので、そういう意味ではかなり稀有な本かと。
というか、こんな人も居たと書いている部分に、『もし、そんな人に当たってしまったら、どうしよう』と連想させられるという意味で、まぁ、普通は精神科に通院する可能性はありませんが、それでも下手なスリラー小説よりも、背筋がスウッとして、夏に読むには良い本かと。
現実には出来ない世界を体験出来るのが、読書の醍醐味だとすると、この本は「事実は小説よりも奇なり」という意味で、かなり面白い本です。
と、評論してしまってイイのかどうか‥‥中には、ココに書かれている様な、本当にこんな変な医者に当たったよと、思ってしまう人も居るのかもしれませんが。