プラチナデータ
一昨日読んで、書こうと思いましたが忙し過ぎて書けなかった一冊。
DNAの個人情報をデータベース化して、犯罪の抑止に利用するという話なのですが、結局は格差拡大に利用されかねないという話です。
推理小説なので、それ以上詳しくは書けませんが、おそらく国民総背番号制度も類似のコトが狙いなのでしょう。
モデルは米国の「社会保障番号」 「マイナンバー」が導入されれば、個人の収入、所得、租税、年金や健康保険の保険料の支払い、給付、医療機関の利用、病歴、就業歴、嗜好、思想傾向まで、政府・行政機関が掌握することができる。
それは第一に、税の取り立てや各種保険料の取り立てを、どんな生活上の困難があろうと確実にやることに目的がある。
第二は人民への監視をつよめ、戦争にかりだすことが目的であり、徴税・各種保険料を徹底的に取り立て、兵隊動員のためにアメリカの管理方式をもちこんでいるのだという指摘をしているメルマガがありますが、それゆえの、生活保護叩きだったり、消費税を増税して所得が少ない人に税を戻すなどという話をしているのだろうと思います。
便利というのは、案外、束縛の裏返し。
ネットの閲覧記録などが、ベータベース化されて記録される様な時代が来るコトを想像すると身の毛もよだちますね。