さて、昨日は中途半端で終わってしまいましたが、より衝撃的に要約すると、既に我々の世界は放射能で汚れてしまったので、その世界で生きるしかナイ。
しかも、日本に於いて放射能管理区域以上に汚れてしまった地域が多いのだけれども、本当にものスゴイ汚染地域だけが封鎖されただけで、大半の放射能管理区域以上に汚れてしまった地域は放置されているというコトが、ホトンド報道されないまま、何となく大丈夫だろうと再び思わされ始めている。
本当に補償するつもりならば、東京電力が何度倒産しても済まないホド、日本国が倒産してもどうにもならないホドの被害だというのに。
予想されるガン死の発生率は、平常時で年に1ミリシーベルトで2500人に1人、放射線業務従事者で年に20ミリシーベルトで125人に1人なのだけれど、事故によって福島原発の労働者が1回の作業に250ミリシーベルトで10人に1人、避難指示された0歳の子どもが年に20ミリシーベルトで31人に1人だという。
年齢と共に、被曝になる敏感さは失われるので、50歳を超えるとそんなに影響が出なくなるが、0歳児はその約300倍以上の影響が出る。
日本は原子力発電を止めると停電すると脅されているが、そんなコトは計算上はナイし、それをより強固にするタメには、我々一人一人が、無駄な電気の消費を減らす努力が必要だ。
青森の大間で再処理をというのは、日本もプルトニウムを手にして、イザという時に核爆弾の原料を手にしておきたいという欲望のタメに行われる。
反原発の議員を多く政治家にすれば良いと言っても、今の状況では自民党が政権を取り戻す可能性が高く、より推進の方へ向いてしまうだろう。
戦前の様に、大きな流れが出来てしまうと戦争が止められなかった様に、原子力利用の旗も大きな流れとなって止め難いトコまで来てしまっている。
それでも、自分の残りの人生を可能な限り、原子力抑制のタメに努力するつもりであると。
70年間も、人間は原子力の無毒化の研究をして来たのだが、未だに無理というコトは、おそらく将来に於いても、難しいだろう。
それ故に、地震国日本では、放射線廃棄物を処分も出来ないままに、造り続けているというコトが正しいのか、本当によく考えて欲しいと。
封鎖されている福島の道路に、「原子力正しい理解で豊かなくらし」という標語が掲げられている写真を見て、本当に虚しい気分になるのだが、将来、我々人間の絶滅をそう思う生物が地球上に生まれないコトを祈るばかりだと、講演会を聴いて強い衝撃を受けた。