2012年11月11日

何を変えれば良いのか

困っている人に冷たいというコトが日本で頻繁に起きている。

当然、日本の先を行くアメリカもそう。

だから、オバマ大統領が再選されたのだと思うが。

共和党と民主党の違いを、歴史的に説明してくれたのがこちらの本。

格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略


そして、格差是正するタメには、やはり税金による所得の再配分が必要だと書かれている。

約三十年前のアメリカの勤労所得の最高税率は70%、少し前は35%、長期キャピタルゲインの最高税率は28%、それが15%になった。そして、最高法人税率は48%で、今は35%だという。

日本も、似た道を進んで来たと言っても過言ではナイ。

訳者あとがきにも書かれているが、アメリカにおいて極端に貧富の差が広がったのは、経済のグローバリゼーションや技術革新などの市場や経済の趨勢のためでなく、政策によるものだ。

労働者が非正社員化になり、働いても働いても貧困から抜け出せない「ワーキングプア」層が拡大しつつある。

要するに、日本はアメリカ盲従を止め、過去に豊かだった時代の税制を取り戻す努力の方が、消費税増税よりも大事だというコトだ。
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この記事へのコメント
オバマ氏再選で、TPP導入は避けられそうにありませんね。
野党は猛反対しておりますが、どうなる事やら…。
Posted by 俊樹 at 2012年11月12日 20:33
俊樹さん、農業がやられたら、日本は壊滅すると思いますね。
Posted by koyuri at 2012年11月12日 21:30
 
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