日本でも未婚化が進んでいるが、中国では一人っ子政策などで女児の間引きが広がった結果、若い男性の4人に1人は結婚出来ない状況に追いやられている。
中国で2020年までに、成人して結婚適齢期を迎える男性は、女性より3000万人も多くなり、ギャンブルやアルコール・薬物の乱用、誘拐や女性の人身売買などが急増しており、男性の比率が高い地域ほど問題も多くなっているのだとか。
男性の過剰以外にも、配偶者を見つけられない男性の数に影響する要素には経済格差も含まれ、地域別の殺人発生率の差を経済格差で説明できるとの研究もあり、所得格差を表す「ジニ係数」(0〜1で示され、1に近づくほど格差が拡大する)が、25年前の0.3未満から今日では0.5近くにまで上昇していて、問題をより深刻化させているそうだ。
日本の場合は、草食とか絶食とまで呼ばれている様な、男女関係に消極的な若い男性が増えているのが第一原因なのだろうが、格差問題もあながち皆無ではナイだろう。
結婚が、どうしてもしなくてはならない時代から、してもしなくても良い時代になったというコトは、良いコトなのだとは思うし、人生の最期に家族が皆無というコトを承知しているのなら独身でも構わない。
タダ、何となく独り身というのは、勿体ない気がする。
特に、子供というのは年齢的な制限も存在したりするし。
結婚して子供が居れば、それだけで幸せになれるほど人生は甘くナイが、家族として産んで貰ったが故に、家族が存在するという受け身の状態だけで満足していては、家族は減少してしまう。
人間に限らず、老化するというのは生物として不可避であるのだから、自らが家族を求めて、増やして行く努力をするというコトは、決して意味のナイことではないと思う。
無論、社会も安心して子供を持てる社会に、努力してなるべきだと思うが。