50歳以降も高いレヴェルでスポーツをしている人において寿命が短くなる。
つまり、スポーツをしても、速すぎるスピードで、長すぎる距離を何年にもわたって走っていると、心臓を損ない、寿命を縮めるという研究結果が出たという。
普通のランニングをした人は、しなかった人よりも、19%死亡率が低かったことが確認され、ハードなランニングをした人は、この恩恵を受けなかった。
心臓病専門医の間では、アスリートの持久力が心房細動のリスクを著しく高めることには、もはやほとんど議論の余地がない。心房細動は、すべての脳梗塞の3分の1の原因になっていると推定されている不整脈である。「極端なトレーニングは、過度の『心臓の消耗と破壊』を引き起こしているように思われる」
しかも、別の研究が新たな疑惑を明らかにしつつあり、極端な身体トレーニングは、体をガンにかかりやすくする可能性があるというのだが、過ぎたスポーツは健康に害があると常日頃から思っているので、その意見に賛同する。
そもそも、今の早期教育コトに小さい時からのスポーツ練習は、その後の整理体操などを余程しっかりやらない限りは、子供の身体にマイナスを与える可能性があると思っている。
小学生の時に、筋肉を付け過ぎると中学になって身体が大きくなれないという話も結構聞くし、やはり小学生の時は、柔軟体操などをしっかりやるならともかく、ハードな運動は好ましくナイのでは。
小学生の時には、基礎体力を付けて、中学生で本当に自分がしたいスポーツに打ち込むか、どうしてもしたいのであれば、トレーナーを付ける位のつもりで、身体に気を配りながら、子供の身体の状態を鑑みつつ、運動させるなら可という程度かと。
何事も、やればやるだけ上手くなったり、丈夫になるというのは幻想。
「過ぎたるは及ばざるが如し」というコトだと思います。