子どもが熱心に取り組むクラブや部活動。それをサポートする親たちも必死だ。という話題は、既に実話として知っているので、さほど驚きはしなかったし、それが嫌なので、子供達にも運動部に入りたいのであれば、親の活動は無理だと思って欲しいというコトで、我が家の子供達は習い事としての運動はしても、本格的な部活動としての運動はしないまま、現在に至っている。
ちなみに、 大阪市立桜宮高校の体育系2科の入試中止に関して、大阪市の橋下徹市長と「とくダネ!」(フジテレビ系)のメーンキャスターを務める小倉智昭氏が論争している様だが、どちらかというと、小倉氏の論評の方が年の功で正しいという気がする。
もし、今、自分の子供達が同じ年代で大阪市で受験する立場だったら、桜宮高校を受けなくてもかなり動揺しそう。
公立高校を受験しようとしている子達は、おそらく人生最初の受験という子供も多いだろうから、どんなに不安だろう。
体罰という言葉では言いつくろえない位に暴力的だった顧問の問題が、どうして無辜の子供達の犠牲を招くのか。
少なくとも、今年は昨年同様に受験させて、子供達には「SOSダイヤル」として、体罰と言う名の暴力があった時の通報制度を設けつつ、来年の受験までに、どう対応したら良いのかというコトをジックリ考えた方が建設的ではないのだろうか。
市教委は、体育系2科の入試を中止する代わりに普通科に振り替える決定を下したが、受験科目や配点は従来の体育系2科と同じで、入学後は体育に特色あるカリキュラムを組むというコトだと、看板の架け替えだけで、類似のコトが再び起こりうる可能性もあるのではないかと、どうしても思ってしまったりもするのだが。
誰かが詰め腹を切らされるのだとしても、出来れば何も知らない受験生が、この先の人生で躓くコトが無ければ良いがと思ってしまう。
正直、退職金のタメなら、生徒を放り出しても構わないという教師達が多く存在するこの日本社会の犠牲に選ばれるのが、弱い立場の生徒というのでは、あまりに気の毒過ぎるから‥‥